心からお悔み申し上げます
ミュージシャンの加川良さんが4月5日に亡くなられてしまいました。まだ、69歳という若さ。
心からお悔み申し上げます。
ライブを観ることなく、音源でしか加川さんの楽曲に触れることはありませんでした。
まして、30代の僕の周りで、加川さんを知っている友人は皆無でした。唯一、音楽関係の仕事をしていた友人が、加川さんと関わる仕事をしていた時があり、僕が加川さんの話をすると驚き、二人で加川良について話をしたくらい。
その会話を聴いている友人達も「何を話しているんだ???」という感じでした。
ガガガSPとURC
そもそも加川良さんを知ったきっかけは、ガガガSPです。彼らは、高田渡や友部正人、泉谷しげる、吉田拓郎、初期のRCサクセションといった日本のフォークを代表するミュージシャンの楽曲のカバーを多くしています。
- 自衛隊に入ろう
- 一本道
ガガガSPを通して知った曲が数多くあります。魅力ある曲だから、当然オリジナルも聴きたくなりました。おそらく、ガガガSPの人気と合間って、発売されたCDがあります。
URC(アングラ レコード クラブ)
1969年2月に設立された会員制レコードクラブです。会費を納めて、月に2枚レコードが送られてくる仕組みだったと思います。日本初のインディーズレーベルなどとも言われています。
インターネットがない時代にも関わらず、申込者が殺到するという事態。正しく、口コミだけで広がったことでしょう。
歌の内容は、当然メジャーから発売するのは、難しいような内容ばかり。言えないことを、歌にして発信している。これがURCの魅力だったのだと思います。
40年近くたってから、URCの存在を知った僕は、このアングラフォークの虜となりました。
もっとマニアックなミュージシャンがいるはずだ。どんどんその深みにはまっていきました。
皮肉な反戦歌
さて、加川さんの代表曲と言えば、教訓Iです。
死んで神様と言われるよりも
生きてバカだと言われましょうよネ
きれいごとならべられた時も
この命をすてないようにネ
「戦争反対」というメッセージを、皮肉を交えて伝える。この歌詞のセンスが僕は、大好きです。反対ということは、簡単にできるけれど、ここまでユーモアを踏まえて気持ちを発信することは、できりことではありません。さすが、加川さんという印象です。
個人的には、教訓Iをさらにもじったなぎら健壱さんの教訓IIIもオススメです。
まとめ
69歳という若さで亡くなられた加川さん。
一度ライブを観てみたかったのが、正直なところです。天国でも、好きな歌を楽しく唄って欲しいです。また、ステキなミュージシャンがこの世を去ってしまうのが、悲しい限りです。
今日も読んでくださってありがとうございます。