眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

ここからが始まり

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学校が再開されて1週間が経ちました。

岡山市では、5月21日(木)から再び始まっています。午前中、給食食べて下校、そして今週からようやく通常時程となりました。

我々教師も、長らく休校モードで働いてきたので、慣れていく必要がありますね。

 

一緒に学べる嬉しさ

勤務校では、休校中も授業動画を配信したり、Google meetを使って朝の会をしたりしていました。学びを続けていました。

でも、やっぱり教室でみんなで学ぶのって、超楽しいです!子供の意見が、ポンポン出てきてそれをつなぎ合わせていく。45分間で、積み上がっていく感じ。場の雰囲気、いや空気が出来上がっていくのを肌で感じ取れる。これが、リアルでしか味わうことができない感覚なのかな。

 

まとめ

オンラインでできること、対面だからできること。今回の休校で、今まで見えていなかったことが、見えてきました。学校の価値、教師の価値、家庭学習の価値。顕在化したからこそ、考える課題も生まれてきました。いつまた、休校になるかもしれないのです。だから、オンライン授業の情報をキャッチする。そして、オンラインでも一体感が生み出せるスキルを身につける。備えることは、大切です。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

こんな時こそ、陽転思考!

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お家時間をどう過ごしていますか。

僕は、音楽と鬼滅の刃と読書を楽しんでいます。鬼滅の刃も読書ですね。大型連休中にコミックを全巻購入しちゃいました。家族で、回し読みしています。我が家では、鬼滅の刃トークで盛り上がっています。

 

忘れるから読み返す

図書館が閉まっている。新しい本を次から次へと買うわけにもいかない。だって、鬼滅の刃を全巻買っちゃったんだもん・・・

そこで、本棚に置いている本を読み返していきました。今回読んだ本は、和田裕美さんの『人生を好転させる「新・陽転思考」』です。

コロナで、自粛モードが強い今だからこそ、読もうと思って、本棚から出してきました。

 

「ない・ない・ない」じゃない!

世界全体が、コロナウイルスの影響で規制がかかっています。ないもの尽くしの状態です。

陽転思考は、ないではなく、あるに目を向ける考え方です。今の時期には、ぴったりの考え方です。現に、TVや新聞でも陽転思考がベースとなったカルタが売れています。

そこで、コロナウイルスの影響で良かったことを探してみました。その中で3つ紹介します。

 

①授業動画配信ができた

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休校となり、オンライン授業を行うことになりました。授業を撮影して、配信する。これが、当たり前となり、コンパクトに説明する力がアップしました。

 

②「うちで踊ろう」が踊れるようになった

 

星野源さんの「うちに踊ろう」に合わせて三浦大知くんのダンスが踊れるようになりました。

子どもたちに踊って欲しいと思って、僕たち先生が踊って動画を配信していく過程で、できるようになりました。

 

Uber Eatsで注文ができた

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給食がないので、お昼ご飯に困っています。毎日コンビニ飯では飽きます。そこで、Uber Eats

を初体験。岡山で有名なラコスバーガーを注文してみました。それに伴い、LINE Payも初体験。ラコスバーガーを職場で味わうことができました。

 

陽転思考は考え方

陽転思考は、考え方の一つです。

コロナウイルスの影響で、世の中全体がギスギスした雰囲気です。悪いところに目を向けて人を攻撃する感じとなっています。事実は、1つですが、考え方は、いく通りもあります。

僕たち人間は、すぐに悪い方向に考えてしまう習性があります。練習して、物事の良かった所を探していく。この本は、その大切さを説いています。是非、読んで欲しい1冊です。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

人生を好転させる「新・陽転思考」

人生を好転させる「新・陽転思考」

  • 作者:和田裕美
  • 発売日: 2009/08/21
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

オンライン授業作りの心得

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大型連休が終わり、一部の地域で学校が再開されました。多くの地域では、休校が続いていることでしょう。僕が住んでいる岡山では、3月は一斉休校により学年末を迎えました。そして、新年度です。4月は、1週間程再開して、再び休校となっています。休校の間は、授業動画を配信してきました。

今回は、オンライン授業作りで意識してきたことを3つお伝えします。

 

①日常を伝える

あくまで、普段の授業を配信するようにしました。スライドを凝って作ることもできますが、学年の先生が、顔を出して黒板を使って授業をしている様子を撮影しました。低学年ほど、担任の先生が喋って授業をしている映像の方が、見てくれると思っています。教科ごとに学年で割り振っているので、先生役と子供役で、やりとりしている所を撮影しました。

 

②既存のコンテンツと掛け算

理科や社会は、我々が授業することに加えて、NHK for Schoolの番組を見るように指示しました。やはり、学習内容を10分で、しかも価値ある映像や資料を使って番組が作られているわけです。これを活用するに越したことは、ありません。無理をして、僕たちが作ることはないのです。決して手抜きではなく、既存のコンテンツを上手く活用して、より良い授業を創り上げていくのが大切です。

 

③オンラインとリアル

勤務校が、使用しているSeesawというアプリは、動画配信が1回10分以内となっています。ですので、1つの授業動画は10分以内としています。一方、来週からは、Google Meetを使って、双方向の授業をオンタイムで行う予定にしています。これは、30分程度、繋いで実施する予定です。動画配信とオンタイム、そして学校が再開されると、顔を合わせてリアルタイムとなります。

 

動画配信のメイリットは、過去に遡って、自分のペースで授業を見て学べるところです。

 

オンタイムで繋ぐ授業は、やり取りができるところが、一番の利点です。それでは、学校に登校して行う授業との違いは、何か。それは、熱量の共有だと思います。オンラインでもやり取りはできますが、同じ場を共有しているわけではないので、熱量に違いがあるように思います。連休中に、テレビで放送されていたリモート漫才を幾つか見ましたが、やっぱり時差や空間を共有していないためにリアル漫才よりもテンポが悪い印象を受けました。もちろん、今は開発段階の所はあるでしょうが、やり取りの技術が進歩していっても、リアルの場を超えていくことは、難しいでしょう。

 

まとめ

今僕たち、先生にできることは、学校生活という日常を作っていくことではないでしょうか。

学びを止めない。

大量のプリントを印刷して、渡すことで終わっていいのでしょうか。

課題が少ないと、保護者も嘆くだけでいいのでしょうか。

その方法は、別に授業動画を配信することやZoomやGoogle Meetを使った双方向の授業だけではないと思います。そして、保護者も学びの全てを学校に任せるのではなく、子供と一緒に学びましょう。

 

お便りを書いて、配る。学校のHPにメッセージを載せる。学校からの先生たちからの言葉は、幾らでも発信できます。

 

保護者は、どんなことを学ぶのか我が子の教科書を見てみる。自分の時とは、サイズも内容も大きく変わっていますから。

 

この休校は、学校の在り方や学び方、そして保護者の関わり方を考えさせてくれています。

不満を言うだけは、簡単です。より良い未来を創る子供たち、そして自分の成長のためにも歩みを進めていきましょう。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

学校が休校だからこそ辞書を引こう

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学校が、休校。

市販の問題集をやったり、ネットで無料で公開されているプリントをやったりして、何とか学びを続けている家庭が多いかと思います。

我が家も同じです。学校から配布されたプリントと市販の問題集をベースに学習をしています。それから、辞書を引かせています。

 

入学祝いに僕が渡すもの

娘にも息子にも、小学校に入学したお祝いに僕から渡したものは、国語辞典です。本屋さんに連れていき、自分で好きな辞書を選ばしました。ただ、ドラえもんが好きな理由だけで、選んでいましたが・・・。家にいる時は、大体50分くらい学習して、休憩する。このサイクルでしています。取り組んでいたプリントが、早く終わっったら、辞書を引くことにしています。

その時間に取り組んでいたプリントから出題します。「コップを辞書で調べて。」という風に。見つかったら、意味を読む。時には、娘と息子でどっちが早く見つけるか勝負です。息子は、引いたページに付箋を貼っています。

 

形式に捉われない

彼らの持っている辞書には、辞書引きの仕方が、説明されています。息子は、そういうところに拘るので、忠実にしています。一方、娘は、自分なりにやりたいので、意味は調べるけど、特に付箋を貼ることに執着していません。

僕は、自分がしたいようにさせているので、そこは何も言いません。自分のスタイルを作ってくれたらいいのです。

 

今日の課題

今日は、意味の違いを調べてもらいました。

コップとグラス、池と湖です。辞書では、違いがハッキリ書かれています。休校の今だからこそ、時間のかかる活動を敢えてしてみませんか。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

学校が休校だからこそ創作活動をしよう

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Stay at home

今年の連休は、ずっとお家で過ごしました。

午前中は、2時間くらい子供たちと一緒に勉強。子供たちが、学校からもらったプリントの束をやったり、市販の問題集をやったりするのを丸つけしながら僕は読書していました。

午後からは、家の前で縄跳びを跳んだり、ボールで遊んだりしていました。そして、小学1年生の息子とは、紙芝居を作りました。

 

お話づくりをする

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「時間が、いっぱいあるから紙芝居を作らん?」と息子に持ちかけると、「したい!」と言うので、まずは、主人公を描いてもらいました。そこから、僕が「名前は?」とか「どんな子?」とか「どんな話にする?」と質問をしながら、マインドマップにまとめていきました。

そこから、さらに話をしながら話の流れを詰めました。話の流れができたら、何枚の紙芝居にするのか決めました。

 

絵の構成を一緒に考える

8枚描くことが決まりました。そこから、どんな絵を描くのか話しました。付箋に簡単な構図を描いてあげると、それを見ながら息子は画用紙下書き。下書きができると、僕がサインペンで、なぞる。そして、息子は色を塗る。分業しながら、8枚の絵は完成しました。

 

文章は、パソコンで作成

小1なので、文字を書くのに時間がかかります。

そこで、息子が喋った言葉を僕がパソコンで打ちました。それをプリントアウトして、絵の裏に貼り付ける。これで、紙芝居は完成。

 

iMovieで動画を作る

出来上がった絵を写真で撮り、iMovieに取り込みました。息子の音読しているものを録音。写真に合わせて、声が流れる作品の完成。息子は、出来上がった作品に大満足でした。

時間がある今だからこそ、創作活動をしよう。

息子にとっては、初めてできた自分の絵本。

休校は、まだ続きます。次は、何をしようかな。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

できたことノート

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研修担当の仕事

今年度も校内研修担当となりました。

主な仕事は、校内研修を企画・運営する初任者研修の担当です。校内研修は、年間に数回行うことが決まっていますので、いつに何をするのか年間計画を立てました。あとは、それに沿って研修を実施することになります。

 

一方、初任者研修は毎日です。初任の先生も毎日授業をするわけですから、相談にのったり授業をみてフィードバックをしたりしています。研修の時間も週に1時間設定されています。この時間は、毎週テーマを決めて1on1で話をします。僕は、基本的に質問するだけ。相手に喋ってもらいます。最後あたりになると、まとめとして話しますが、時間としては初任者が話している方が多いです。聞くことを意識しています。

 

自分で成長を実感できるノート

また、研修の一環として「できたことノート」を書いてもらっています。このノートは、1日に3個自分のできた事と同僚の良かったことを1つ以上書き出すノートです。金曜日には、今週のベストできたとそれを選んだ理由、そして来週の目標を書きます。それを提出してもらって、僕がコメントを書いて返すというものです。毎日自分のできたことを見つける。そして、一緒に働いている先生の良かったことを見つける。

初めは、なかなか書くことが難しいです。特に自分のできたことを見つける。人は、どうしても出来なかったことに目が行きがちです。そうではなくて、できたことに目を向ける。これは、鍛えていけば、どんどんできるようになりますが、鍛えなければ身につけることが難しい力です。

 

自分が自分の成長を見つける。

成長できる人は、自分のことを受け入れている人だと思います。それは、良いところもそうじゃないところも。それを含めて、自分。

 

1年経ったら、こんなにできることが増えた。

こう思ってもらいたくて、行っています。

僕自身も週末にコメントを書くのが楽しみなんですよ。誰かの成長を側で見ることができる。

初任者研修の担当をさせていただいて、本当にありがたいなぁと思います。

 

今日も読んでいただきましてありがとうございました。

 

 

1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート

1日5分 「よい習慣」を無理なく身につける できたことノート

  • 作者:永谷 研一
  • 発売日: 2016/06/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

共感マップの良い3つのこと

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やっぱり、物語文の授業をする時は、共感マップなんですよ。今年度も物語文の授業は、共感マップを使って進めていきます。職場でも、共感マップの良さを分かってくる仲間が徐々に増えてきました。僕としては、有難いことですし、嬉しいことです。でも、共感マップをあくまでツールの一つです。物語文の読み取りがしやすく、内容を理解するために効果的であると考えて、活用しているツールなのです。

そこで、共感マップの良さを3つお伝えします。

 

①一枚にまとまる

主人公の視点で、文章を読みます。見る・聞く・言う&行動する・思う&感じという5つの観点を文章の中から探す読み方をします。これは、どの物語教材にも共通する項目です。主人公の言動や気持ちを読み取る。ここが、曖昧だから内容が十分に理解できない。そのためのトレーニングが共感マップ作りです。主人公の言動や気持ちを文章から見つけてまとめていくのです。そして授業の中では、まずは必ず個人で作ります。そのあと、クラスの意見をまとめていく。学年が上がると、友達の意見を書き加える時は、色を変えるなどの工夫をするように伝えています。それは、自分がどのくらい読めているのかを把握するためです。それが、一枚にまとまるので、分かりやすいのです。

 

②困ったこと&良かったこと

5つの観点を探す読みを終えた後、授業のまとめに行う活動が、その場面において主人公にとって困ったこと良かったことを考えることです。物語には、起伏があります。そこには、主人公の感情が関係してくることが多いにあります。人物の気持ちは、直接表現されているものと、文脈から判断するものがあります。文脈から判断できる力を身につけていくことが、学年があがるにつれて求められてきます。

困ったことが多く描かれている場面でも、良かったことはないだろうか?

このように考えて、想像する。困ったことと良かったことを考えることは、実は自分自身の生活にも生かすことができるのです。

 

③全員参加

主人公の5つの観点を探す読み方をするので、文に書いてあることをそのまま発表できる。発表するハードルが下がります。そのため、全員参加の授業となりやすくなります。書き留める内容も短いので、発表を繋いでいく授業展開となります。教師は、ファシリテーターの役割となる授業です。もちろん、初めからそんなに上手くいくことは、難しいですし、ファシリテーションのスキルを学んで磨いていく必要はあります。それでも、通常の国語の授業よりも子供達の活発さは、格段に増すことになります。

 

物語文の授業に変化をつけてみたいという方は、一度試していただけると嬉しいです。『小学校ラクイチ授業プラン中学年』に共感マップの授業を掲載していただきました。そちらから、ワークシートもダウンロードできるようになっています。

小学校ラクイチ授業プラン 中学年

小学校ラクイチ授業プラン 中学年

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。