こんにちは。今日は先週発売になった銀杏BOYZ(以下、銀杏)の9年振りのアルバム「光のなかに立っていてね」を紹介します。全然聞いたこともないバンドだと思いますが、僕にとっては学生時代からずっと追いかけているバンドなのです。
Amazonのレビューを見ていると、賛否が激しいです。僕の感想としては、
「良い!何度も聴きたい!」
です。
確かに今までの銀杏とは、サウンドがかなり異なるので、違和感は感じます。爆音でかき鳴らしていた音から、キーボードを使った打ち込み、エレクトロの音と実験的なところは、昔から銀杏、またはその前のGOING STEADY(以下ゴイステ)から聴いている人(僕もそうです)からすれば、あまりの変化に驚きます。
しかし、歌詞の世界観が今回は非常に切ない、儚い、そして愛おしいものです。テーマはずばり「愛」です。君のことを想うと苦しくて苦しくて、夜も眠れない男の子の気持ちを時に激しく、時には静かに唄っている。
1曲目の南沙織の「17才」のカバーから10曲目の「僕たちは世界を変えることができない」まで通して聴くと、心地良いアルバムです。
作詞作曲をしているボーカル峯田の中でも9年間で大きな変化があっての今回のアルバムだと思います。そんな中でも6曲目の「新訳 銀河鉄道の夜」。この曲は、ゴイステ時代→9年前の銀杏→そして今回と、少しずつサウンドも歌詞も変わって収録されています。やっぱり、峯田がこの曲を大切にしているということは、根幹の部分に変化がないのだろうと思います。それが確認できただけでも9年間待った甲斐は、あるアルバムだと思っています。
ハロー、
今、君にすばらしい世界見えますか
このアルバムを聴いて、僕は今日も頑張ろうと勇気を貰いました。
読んでいただきましてありがとうございます。