おはようございます。
昨日、理科の授業で「ななめ回転ごま」というものを作りました。
材料は、プリンカップと爪楊枝。
作り方は、カップの底にきりで穴を空けて爪楊枝を刺すだけ。
材料も作り方もシンプルなものです。
これで普通に回せば、こまとしても遊べます。ところが、爪楊枝の長さを調節して軸の先がこまの重心にくると、こまはななめのまま、姿勢をとめて回り続けます。
この調節が難しい!
微妙な調節が必要です。ここで、子供によってタイプが分かれます。
- 何度も調節して回してうまくいく子
- すぐに答えを知りたがり、諦める子
1番のタイプの子供は、何回も試行錯誤を繰り返し、ずっとチャレンジして徐々に上手く回すことができていました。友達同士で、検討しながら課題に対して前向きに取り組み、うまく回せなくても何故回らなかったのか自分なりに原因を見つけていました。
2番のタイプの子供は、まず私に「どの長さにしたらいいのか?」答えを聞きにきます。「自分で見つけなさい」と言うと、数回はチャレンジしますがうまくいかずに諦めてしまい、普通にこまを回して楽しんでいました。感想にも「難しかったです。」と書いているだけで、何故うまくいかなかったのかまでは考えていません。
これは何も理科実験だけではないと思います。
目標をたてて、それを達成できるかということも同じでしょう。試行錯誤を繰り返しながら自分なりに検証して達成していく人、すぐに正解を求めて、それが分からないと諦めてしまう人・・・。
私は、1番のタイプの子供を育てていきたいと思っています。自分で目標設定を行い、それを達成し夢を叶えて欲しいです。
理科の授業をしてそんなことを思いました。
あっ!このこまは自宅でも簡単に作ることができるので、小学生くらいのお子様がいる方は、作ってみてください。結構ハマりますよ。「先生、めっちゃ真剣に作って目が寄り目になってる」と子供から言われました。
今日も読んでいただきましてありがとうございます。