眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

卒業文集の書き方その③

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おはようございます。卒業文集の書き方第三弾です。これで、文章化まで終了です。あとは、出来た原稿を修正し、PCを使って入力するだけです。
その②では、エンパシーライティング・メソッドというツールを使って、文章の雛形を作るところまでを書きました。
今回は、この雛形を文章化したところを書きます。
 

スクリプト

雛形から実際の文章に落とし込んでいきます。勿論、雛形から即文章化もできます。しかし、より伝える要素と順番を明確化する為には、このスクリプト化が必要になってきます。今年度の卒業文集は前回お伝えした3部構成としています。
  1. はじめ-夢の理由-
  2. なか-具体的行動-
  3. おわり-夢への決意/未来へのメッセージ
はじめ・なか・おわりを、さらに3つのトピックに分けます。この分ける作業は子供に発問して、一緒に考えながら3つに分けました。
 
例えば、
「〈はじめ〉にで、夢の理由を書くんだけど、それを書くのに必要なことって何?」
 
すると、「理由」だったり「夢を持った時」だったりと幾つか意見が出ました。そこから意見を絞り、統合していき、3つにしました。
  • 自分の夢
  • きっかけ
  • 理由
という具合です。同じように、なか・おわりも考えていきました。大体、30分程度で9つのトピックを考えました。最初の写真がそれです。そして、その9つのトピックを考えてから文章化に入りました。
 
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実際に子供が書いたものです。この9マスを見ると子供の書きたいことが一目で分かりますし、何を付け加えればよいのかアドバイスしやすいです。
 
型を作る所を、今年度は重要視しました。小学校生活、最後の作文指導で型の重要性を子供たちに伝えることができました。文章を書き出す前が大事だと改めて感じた今回の授業でした。
 
今日も読んでいただきましてありがとうございます。
 
〔追伸〕
卒業文集の書き方その①
卒業文集の書き方その②