ごんぎつねの授業もいよいよ最後、第6場面です。
ここは、兵十視点で物語が進んでいくので、兵十の気持ちに寄り添って話を読んでいきました。
くりを持って来たごんを、火縄銃で打ってしまう兵十。
悲しいラストをどう受け止めたらいいのか・・・。そんな子供達の気持ちが教室に流れているような感じでした。
- 兵十の気持ち
- ごんの気持ち
- 青いけむりは何を表しているのか
ということを子供達に考えてもらいました。
兵十は、ごんを打ってしまったことを後悔している。くりを持ってきてくれていたのが、ごんだと分かり、驚いている。
ごんは、くりのことが自分だと兵十に分かってもらえて、満足している。兵十と気持ちが通じ合えたと思う。
青いけむりは、ごんの魂。ごんが、兵十と分かり合えたことで、成仏していることを表している。
といった意見が子供達から出ました。
ごんぎつねの学習では、共感マップというツールを用いて、登場人物の気持ちを文章から読み取る、または想像して気持ちを考えることを重点を置いて学習を進めてきました。
「国語の問題を解くための読み方」だけじゃない文章の読み方、物語を純粋に楽しむという授業も大切。この両輪をバランスよく授業で行うことが、読解力につながるのだと思います。
1-6場面の共感マップとごんぎつねの感想文を綴じて、学習の記録を作ってごんぎつねの学習は、終わりとなりました。
自分自身、初めての4年生で、ごんぎつねの授業をするのもはじめて。子供達と共にごんぎつねを読み、共感マップも書きました。この経験はずっと残るだろうなぁと思います。
ストーリーを共有したクラスは、より結びつきが強くなった感じです。
よい学びとなりました。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。