眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

2015年に読んだ本その3

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福井県の学力・体力がトップクラスの秘密/志水宏吉+前馬優策

学校全体で子供たちの力をどうやって伸ばしていくのか

これは、最近の僕の中での課題の1つです。このヒントが書かれていると思い、読んでみました。それに、同じく学力調査のトップクラスである秋田県に関する書籍はよく目にしますが、福井県のものは、初めてだったので、興味がそそられました。

福井県の教育の特徴は3つありました。

当たり前のことを当たり前に!しかも、継続して行う

何か特別な取り組みをしているかと思いきや、そんなことはありませんでした。丁寧に授業を行う➡︎課題を出す➡︎チェックやコメントをしっかり行う。中学校では、定期試験に加えて、毎週のチェックテストを行っているものでした。福井県の先生は、真面目な方が非常に多く、夜遅くまで仕事をしていることも記されていました。

家庭の基盤がしっかりしている

3世代で住んでいる家族が多く、両親が共働き率も高いのが福井県の特徴のようです。子供たちは、おじいちゃんやおばあちゃんに面倒を見てもらっているパターンが多く、複数の大人で子供を育てている。


教師の指導が一貫している

福井県の先生は、教育学部出身の方が多く、殆どが組合に所属しているそうです。様々な教育研究グループがあり、勉強会や研修を積極的に行っているようです。上意下達で情報が伝達しているようです。

当たり前のことを当たり前にするのが難しいのですが、それを実行できている福井県は、古き良き日本の教育が今なお残り、継続できているのだと思いました。

やはり、子供に対して情熱を持って接し、接触頻度を高めることで、お互いの信頼関係も深まっていることが、本書から感じられました。

学校としての方向性をきちんと定め、全体で取り組んでいく、ここがポイントだな。

今日も読んでくださり、ありがとうございます。