Mastery for Service
2/14(土)に関西学院初等部の公開授業・研修発表会に参加してきました。今回で、3回目の開催だったようです。私は、昨年は出席できなかったので、2年ぶりに出席しました。
①こころの時間
授業が始まる前に、毎日全校でチャペルに集まって朝の礼拝を行っているそうです。年間約200回、6年間で1200回もの数を全校で集まり、聖書を読み、賛美歌を歌い、お話を聞く。大切にしている時間だということが、参加してよく分かりました。自然と、帰属意識が高まる仕掛けがここにあるなと感じました。
②授業
参観させて頂いた授業は、2つです。
- 国語(4年生)
- 算数(4年生)
国語・・・ごんぎつねの授業でした。授業前に、子供たちが教科書の音読を聞かせてくれました。グループで、場面を選んで役になりきっての音読。声も出ているし、登場人物になりきって読んでいるので、聞いていて気持ちが良かったです。授業は、終盤の場面を扱っていました。
ごんが償うためにくりなどを兵十の家に持って行っているのに、それを加助に「神様のしわざ」と言われてしまい、ごんが割に合わないなぁと思っているところです。
対話型の授業展開で、次々と意見が出ていました。前の人の意見に追加しての発表や相違点を踏まえての発表など、対話を意識して普段から授業をされていことが伺えました。
算数・・・直方体と立方体の展開図を学んでいました。グループで、展開図を書く活動をしていました。取り組みは、面白いなと感じました。
③講演会
上智大学の奈須正裕先生のお話を聞きました。教育がこれからの知識基盤社会における資質や能力を育成する方向へ転換していくにあたり、何を我々教師がしていかねばならないのかを、学力調査の問題を基にして話してくださいました。
学力調査のB問題(問題解決能力)、うちの学校子供も苦手なんですが、これがやはり大事!勿論、A問題(知識)はできるにするのが前提ですよ。
あっという間の60分間でした。
④全体を振り返って
関西学院のスクールモットーである、Mastery for Serviceの実現に向けて、常に意識した授業作りや子供たちへの関わりが感じられました。ブレない軸がしっかりある学校であることが、ヒシヒシと伝わってきました。
うちの児童たちは、駆け足で学校にやってきます。それは、会いたい友がいる。受けたい授業があるから。そして、駆け足で帰っていきます。それは、帰りたい家があるからです。
校長先生が、おっしゃった言葉です。胸をはって、こういうことが言える学校作りをしていきたいと思います。
学び多い授業公開&研修発表会でした。来年度も参加したいと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。