眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

近大はアリだと思う

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なぜ関西のローカル大学「近大」が志願者数日本一になったのか/山下柚実

志願者数日本一、100%ペーパーレス出願が話題となった近畿大学(以下、近大)。
その他にも、近大マグロつんく♂プロデュースの入学式、ファッション誌のような学校案内・・・etc今、注目を浴びている大学です。

帯にはホリエモンからの推薦文
大学なんて東大以外にいく意味ない。でもこの本を読んだら、近大はあってもいいかもしれないと思うだろう
私立学校に勤務している僕としては、ヒントになることがあるかも!?と思い、読んでみました。

近大の凄さは、3つありました!

  1. 学生の視点にたった受験システムへ
  2. 実学教育を実践
  3. 情報発信力の強化

1.学生の視点にたった受験システム

近大と言えば、「理系&バンカラ」というイメージが昔からあったそうです。確かに僕の中のイメージも男子が多い、古いといったイメージがありました。そのイメージの払拭の為に、近大がまず行ったことは、オシャレなパウダールームがある女子トイレを設置です。男子トイレの倍の広さの女子トイレを設置し、キレイでオシャレな大学というイメージ変更をはかりました。続いて、心理などの女子に人気の高い学部の設置。さらに100%ペーパーレス出願にして、受験料を値引きするという大胆な戦略。

2.実学教育を実践

広い海を生簀に変えるのだ。海を耕すんだ。
近大初代総長の世耕弘一氏の考えにより、1948年に水産研究所を設立。ヒラメ・ヘダイ・イシダイ、そしてマグロと次々と養殖に成功。また、中小企業と協同して研究。論文や研究を社会に繋げていくことに積極的に取り組んでいます。URAPというアメリカの大学ランキングでは、日本全国の大学内で27位という位置。

3.情報発信力の強化

天然マグロと養殖マグロの食べ比べを行ったり、ド派手な入学式を行ったりと仕掛けや工夫を凝らした大学広報主導のイベント戦略を行っています。ただ単に、目立つことをしているだけかと思いきや、無駄な広告を減らすため、「選択と集中」に重きを置いて、他の大学と横並びにならない広報を行っているようです。

近大には、今3つの目標があるそうです。それは、
  1. 10年以内に「関関同立」に追いつき、追い越す
  2. 偏差値や大学ランキングで測れない、次元の違う独自性を持った大学になる
  3. 世の中の役に立つ大学になる
だそうです。この3つを全職員で共有して、困った時には、ここに立ち返って考えるそうです。

情熱を持って、学校づくりをしている集団は、やはり強いですね。

ホリエモンが言うように、確かに近大はアリだと思いました。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。