折れない心の作り方/齋藤孝
「心が折れる」という表現。
今では、当たり前のように使う言葉ですが、新しい言葉だったんですね。
しかも、プロレスラーの神取忍さんがインタビューの際に使った言葉だということを
最近TVで知りました。
そのことが、頭の中に残っていて、図書館でこの本を見つけた時に、
「おっ!」と思い、借りました。
<読書メモ>より
心の拠り所として大切なこと
- 縁を大事にする
- 人と深く交わる
- アイデンティティの根を張る
この3つが大切であると齋藤先生は書かれています。
かつての日本社会では、自然な教育力として、この3つが成立していたが、
今は、自分自身が培っていかないとダメだということです。
明確に意識化し、一つひとつを技化していく必要があるとも書かれています。
- 人間は、自分自身だけの力で運命を切り拓いて生きているのではない
- 縁を繋いでいく感覚→人の言葉をすっと聞き入れるかが大切
人との距離感を縮める方法の1つ
それは、酒席!
人脈が広がることも多い。しかし、今の若者はネットの世界では繋がることができても、リアルな場にはなかなか足を運ぼうとしないと書かれていました。そんな若者に対して、齋藤先生は、新聞のコラムにこういう言葉を書かれたそうです。
とにかく、場にからだを持っていきたまえ。そこから何かが始まる。
場に足を運ぶことで、お互いに活性化し合っていけるような関係の人脈が生まれるそうです。
心が折れてしまう1つの原因
欲望の薄さ・浅さ
これを挙げています。
欲望も自尊心も自分の心の持ちようとして積極的に活動していくことが大切だそうです。
相手によって、自分が変わるし、自分が変わることで、相手も変わる。ここでも互いを刺激しあう関係性を作ることの大切さを述べています。
<読んでみて>
改めて、縁が大切だなと感じました。
「縁が大切」と言いつつも、普段の生活の中でスルーしてしまうこともあったり・・・。
人から頂いた言葉を聞き入れる習慣を作る。難しいですが・・・。
互いに活性化し合えるような場に身を置くように、足を運ぼう。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。