たくさんの方に読んでいただき、またスターをいただきましてありがとうございます。
さて、今回は6年生の社会科です。
中学受験の社会科
社会科も中学受験の内容を授業で扱っています。地理・歴史・公民の分野、どれも公立高校受験程度の知識を必要としてきます。教科書で補えない部分を問題集を活用することにしています。
教えない
うちの小学校では、6年生の1学期に小学校で学習する内容を終えます。2学期からは、受験に向けての復習を授業で行っていくことになります。
クラス編成も、受験で社会科が必要かどうかで行います。僕が担当したのは、社会科が受験科目にある子供たちでした。
社会科の授業で意識しているのは、教えないことです。一緒に考えたり、分かったことをまとめたりということに力を注ぎます。「社会科=覚えるだけ」というのは、違います。
意見を特に6年生の2学期からは黒板を使って説明することはありません。ここでも学ぶ場や学ぶサイクルを作ることに意識を置きました。
課題➡︎チェック
それじゃあー何をしているのか。それは、確認テストです。前の授業で、範囲を伝えて次の授業で実施。
問題はすべて問題集からしか出していないので、しっかり範囲のところを勉強すれば得点が取れるわけです。
そして、チェック。採点をしてクラスの平均点や自分の確認テストの平均点、クラスでよく違っていたところを社会科だよりを発行して毎時間フィードバックしました。
また、適性検査型の問題を宿題で出した。記述問題は、細かく添削して返却することをしました。
楽しく学ぶ
テストと併用して行ったのが、NHKデジタル教材「歴史にドキリ」の視聴です。
歴史にドキリ
1番組10分の番組。中村獅童が、歴史上の人物に成り切って歌と踊りで楽しく学べる内容です。番組を見て、ワークシートを記入する。ワークシートをチェックしてフィードバックすることを行いました。
入試問題にも取り組む!
確認テストと並行して、入試問題の過去問も週に1回行いました。色んな学校に取り組んで、幅広く取り組むことを意識しました。
結果として・・・
社会科が受験科目にある子供たちだったので、意識があるのか、12月になるとクラス平均で偏差値62が続きました。教えずに、学ぶ場作りを意識して何年かやっていますが、ここまで伸びたのは初めてです。フィードバックを丁寧にやった成果かなと思っています。
今日も読んでくださってありがとうございます。