寄り添いマップからの・・・
「伝えたいことを書きたい」シリーズの第二弾。
前回は、寄り添いマップを書いたところまでをご紹介しました。
今回は、寄り添いマップをもとに書いたエンパシーチャートです。エンパシーチャートの詳しい説明は、中野巧著『6分間文章術』を読んでください。
読み手を設定する
読み手の設定。僕が、エンパシーライティングを学んだ際に最も驚いたことは、この読み手の設定です。
「当たり前やろ!」
そうなんです。
文章なんだから、読んでもらう前提で書くべきなんです。しかし、それまでの僕は、どうすれば伝わるかという視点はありませんでした。
「言いたいことを書きました。読んで!」こんな感じです。読む人のことなんて考えてもいなかったわけです。
120%ハッピーな状態を考える
しかも、読み手が文章を読むことで120%ハッピーになることを考える!
「自分の書いた文章を読んで、幸せになるなんて・・・」
ネガティブな状態も考える
単に幸せな状態のみならず、読み手が文章を読むことでネガティブな感情を持つことを、イメージする。
ネガティブとポジティブの両方の側面を考えることで、文章に幅が生まれ、生きた文章になります。
こんなことをエンパシーライティングに出会うまで考えたこともなかったです。
そして今回の学級だよりの読み手は、寄り添いマップで設定した人物であるクラスの男の子です。
エンパシーチャートは3つのステップです。
①マスを埋める
写真をご覧ください。
エンパシーチャートは、6つのマスがあります。
- 読み手の感情
- とって欲しい行動
- 読み手の本心
といった項目を埋めていくことになります。
付箋に書き出す
読み手の感情・とって欲しい行動・読み手の本心をもとに文章を書く骨組みになる言葉を付箋に書き出します。
②貼る
文章の流れとなる曲線を書きます。その流れに沿って、伝えたいことが読み手にわかりやすいように付箋を貼っていきます。
③つなぐ
付箋の言葉をもとに文章化していきます。付箋のキーワードがあるので、それをもとに文章が広がっていきます。僕の中では、マインドマップのブランチが伸びていく感覚です。
寄り添いマップ×エンパシーチャート
エンパシーチャートは、今まで数多く書いてきました。しかし、寄り添いマップ書いてからエンパシーチャートを書くことを初めてやってみました。
「チャート書きやすい!」
どうしてなんだ???
僕なりの答えはこうです。
寄り添いマップで読み手のことを考えます。
しかも「現状➡︎70%➡︎100%➡︎120%」と段階的に。
寄り添いマップの段階が、全てエンパシーチャートに反映できるんですよ。
特に100%の先を既に考えているから、自分が書いた文章を読んで120%ハッピーになっている読み手が言ってセリフが書きやすいわけです。
この組み合わせは、パワフルだわ!
まとめ
チャートを書いて、最後にタイトルつけました。
今年は、翔び立とう新たなステージへ-26人で奏でた思い出を大切に-としました。
次回は、実際に文章化したものをお知らせします。
おまけ
ちなみにこの文章を書く目的は、子供達も僕も描いた夢の実現に向けて、歩みを進め、夢を叶えるため。目標は、6年C組で良かったと言ってもらうことにしました。
なんと!卒業式当日、読み手に設定した男の子から泣きながら「先生、6Cで本当良かったです。ありがとうございました。」と言ってもらえました。
やった!目標達成です。
今日も読んでくださってありがとうございました。
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