良い姿勢をしましょう
「ちゃんとしましょう!」
「きちんとしましょう!」
学校でも家庭でも子どもに対してよく使われる言葉です。「ちゃんと」、「きちんと」発信する側の大人と受け取る側の子どもで共通の認識が持てていれば、「ちゃんと」も「きちんと」も伝わるでしょうが、多くの場合は大人の思っている「ちゃんと」、「きちんと」を一方的に伝えているだけになっているような気がします。
「良い姿勢をしましょう」
これも誰にとっていい姿勢なのか???
最近疑問に思っていることです。
もしかしたら、足をぶらぶらさせているのがその子にとって最もリラックスでき、集中できる姿勢かもしれない。
僕自身も、新しいことを生み出すように考えている時は、靴を脱いで、椅子の上に足を置いて考えます。
マナーや見てくれから考えると、NGですよね。
しかし、集中して考えることができる姿勢から考えると、僕にはベストなことです。
学校現場では、良い姿勢は全員同じ型を求められます。良い姿勢をする目的は、学習に集中して取り組むことです。
もちろん、型は大事です。
話し方、聴き方。文章の書き方、計算の仕方。リーコーダーの吹き方、走り方・・・etc。
型を習得するからこそ、オリジナリティが生まれます。
僕も型を大事にしている
この流れだと、
「あなたは、型にはまるのが嫌いなだけ?」
と思うかもしれませんが、僕自身型は、大事だと思っています。
例えば、文章の型。とても大切です。
伝わる文章にするには、型は大事な要素。
型を意識しないと、読み手には全くと言うほど伝わらない。
なので、型を伝える時はかなり丁寧に授業をします。
型に沿ってすることの良さ、型にはまったからと言って、みんなが同じ文章にならないことを子どもたちに最初に伝えます。
教室などに掲示しているものです。この型を意識するように指導します。
共通認識を持つこと
絵や写真、イラストを使って子どもたちと共通認識を持つことが、大事だと思います。
「ちゃんと、きちんと」では伝わらないことはたくさんあります。
「どうしてわからないの!」
この言葉の前に伝え方の工夫を考える必要がありますよね。
教師として、父親としてまだまだ学ぶことは山積みです。
今日も読んでくださってありがとうございました。