視点を持って見ると・・・
今日は、理科のお話です。
2学期に入り、1週間が経ちました。
太陽とかげについて学習しています。
9月と言えども、まだまだ暑い。そして、日差しも強いです。故に太陽を運動場で観察するには、もってこいです。
1学期は、植物と昆虫のことを学習してきました。太陽という違う分野というだけで、子供達のワクワクは、増しています。
空にある太陽。
そして、地面にできる影。
普段目にするものでも、意識して見ると違った見え方になります。理科の授業は、意識して見ることがとっても大事だなと思っています。
例えば、どんな風に影ができているか見てね。
これだけ伝えてから、運動場で影の観察をする。
まずは、教師から見方を伝える。
それに沿って見てみる。気づきが生まれる。
この繰り返しが、土台となって自ずと自分で見方を考えるようになる。ここまで来るには、時間を要します。ただ、自分で見方を考えられるようになった子供は、強い。多面的に見れるようになる。僕が「理科」という教科を通して、一番伝えたいことは、ここ!
観察して気づいたことは、教室に戻って共有します。友達と同じ考えだったり違う考えだったり、または自分しか気づいていなかったこと。
様々な気づきが発表される中で、また新たな気づきが生まれます。これが、面白いわけです。
影は太陽と反対側にできる。
気づきの中から、必ず押さえなければならない知識は、これです。但し、これだけを押さえるのは面白くないわけです。
観察や実験から生まれた子ども達の気づきを繋げていく。そこから子どもにさらに気づきを見つけさせる。
僕の描く理科の授業は、こんな感じです。
なぜだろう?
不思議だなぁ?
そこから、分かった!もっと知りたい!
こういう気持ちを育む理科の授業でありたいと思っています。
今日も読んでくださってありがとうございます。