本を読む。
これは、環境が大きく作用すると思います。特に子どもは、そうです。家でも学校でも本に触れる機会がなければ、読書が習慣化することは、難しいです。
我が家では、本を読むのは日常です。特別に、「今は読書の時間です。」と設けなくても、読みたい時には読んでいます。親もそうだし、子どももそうです。
さらに、僕のクラスでは、隙間の時間は読書タイム。プリントが早く終わったとか、給食を早く食べ終えたなど、時間が少しでも捻出されると、読書です。教室の本棚から本を取って読む事が、常態化しています。
さて、そんな読書をさらに広げて行くために、読んだ一冊です。
『本を読む人だけが手に入れるもの』/藤原和博著
教育改革実践家である藤原さんの一冊です。
読書をする人と、そうでない人が如何に違ってくるかを書いた1冊です。
これからの未知の世界は、それぞれが一人一人という時代。自分オリジナルの幸福論を持つ必要があります。その為には、読書は欠かせない。自分の幸せは、自分で切り拓いていく必要があります。「これが、幸せ!」という答えは、人それぞれになっています。読書によって自分で見つけていくしかないわけです。
読書で身につく2つの力
藤原さんは、読書によって、2つの力が身につくと言われています。それは、集中力とバランス感覚です。
集中力を磨くには、スポーツや勉強でも磨くことはできます。その中でも、物語に没頭するなど時を忘れてのめり込むことができる事が、読書であると言っています。
また、多彩なジャンルの文章に触れることで、自分の軸がしっかりしてくる。故に、世の中全体と自分に適切な距離感を生み出すことができます。読書は、世界観を広げることに役立つというわけです。
まとめ
読書を通して、著者の世界観に触れる。そこで、自分の持ってる世界観と合わさり、見方が広がる。新しい世界観が生まれます。
この繰り返しが、蓄積となり個人を形成していくのだろうなぁ。藤原さん曰く、300冊を超えたあたりから、自分の中から言葉が溢れ出すようになったそうです。
確かに、本を読むとそのことを語りたくなりますね。今もこうやって、皆さんにお伝えする為にこの文章を書いてますもんね。
本を通して、世界観を広げる自分。そして、子どもを育てていきたいです。
今日も読んでくださってありがとうございます。