やっぱり、一気読みをしてしまいました。
小路幸也さんの小説「東京バンドワゴン」シリーズの最新作『ヘイ・ジュード』。楽しみな小説は、じっくり読みたいけれど、先が気になってついつい読んでしまう。結局、あっと言う間に読んでしまいました。
読む前に書いた記事がこれ。花陽の医学部受験の結果が描かれている所は、ドキドキしながら読み進めました。正しく、結果発表を待つようにページをめくりました。
ネタバレになるので、どうだったかは書きませんが、ネットによる結果発表をリアルに体験させてくれる描写でした。
そして、今回のタイトルになっている「ヘイ・ジュード」の話。最後に綴られている話です。病室で奏でられるヘイ・ジュード。この場面なぴったりな歌。
Then you begin to make it bette
全て良くなり始めるさ
人と人との繋がりを大事に描いている「東京バンドワゴン」シリーズ。今回のラストにはこんな言葉で締めくくられています。
人の心も身体も、言葉と一緒に大きくなるのですよ。
言葉の大切さ、そしてコミュニケーションの必要性を改めて考えさせてくれた1冊です。ここから、「東京バンドワゴン」シリーズに入ってもいい作品だと思います。
今日も読んでくださってありがとうございます。