今週もごんぎつねの学習は、続きます。
3場面を授業をしました。
自分のいたずらのせいで、兵十のおっかあが亡くなってしまったと考えたごん。何か、兵十にできる事はないのかと思い、行動に移す場面です。
ちなみに4年前は、こんな風に授業をしたようです。
共感マップに、ごんの様子を書き出していきました。クラスで一枚の共感マップを作っていく過程では、全員が発表できます。
「見る・聞く・言う&行動する・思う&考える」の要素を書き出した後は、困ったことと良かったことを考えて書いていきます。
この部分に出た考えを如何に掘り下げていくのかが、共感マップの醍醐味です。
ちなみに、3場面においてごんが困ったことは、兵十がイワシを盗んだと思われたこと・兵十に傷を負わせてしまったことがあがりました。また、ごんにとって良かったことは、くりや松たけを兵十に渡せたこと・イワシを盗んだことがバレなかったことがあがりました。
どうしてだろうか???
ここから、子ども達に問いかけました。
「どうしてごんはくりや松たけを兵十の家へ持って行ったのだろう?」
子どもからはこんな意見が出ました。
- ごんは、兵十のことを自分と同じ一ひとりぼっちだと思って、仲間意識を持ったから
- 「自分がしたいたずらのせいで、兵十のおっかあは、うなぎを食べられずに亡くなってしまった。」とごんは考えている。なので、罪を償うためにくりや松たけを持っていった。
- 自分がしてしまったことを反省して、そのお詫びにくりや松たけを持っていった。
「仲間意識」・「罪を償う」・「お詫び」というキーワードが出てきました。
ごんは、兵十に申し訳ない気持ちを持ち、しかも自分と同じ境遇と思い、優しく接しようとしている。ごんが精一杯考えたうえでの行為ですが、果たして兵十には伝わるのか。
そんなところで、この授業はお仕舞いにしました。今日も読んでくださってありがとうございます。