ごんぎつねの授業は、続きます。
今日は、4場面です。
月がキレイな夜が舞台です。兵十と加助が、夜道を歩いている処に、ごんが遭遇します。ごんは、二人の会話が気になって後をつけていきます。
4年前の授業はこちら↓↓↓
クリや松たけが届くのは・・・
兵十は、加助に相談をします。
「最近、誰かがくりや松たけを持って来てくれるんだ・・・。」
兵十は、自分の身の回りで起こっている不思議な事について、加助に話をします。
「兵十が加助にくりや松たけのことを話しているのを聞いて、ごんはどう思ったでしょう?」
このように問いかけてみました。
- ごんは、自分のしている行為を兵十が話題にしていることを嬉しく思っている。
- 自分がしている事だとは、分かってもらえていないことが心配であり、少し残念。
こんな意見が出ました。また、2人の後をついて行っているのが、バレないのか緊張感を持って聞いているという意見も出ました。
ごんは、兵十に認めてもらいたいという承認欲求が強いことが窺えます。
視点を変えて
次は、兵十視点の質問を投げかけました。
「兵十は、どんな気持ちで加助に話していると思う?」
- おっかあが亡くなって寂しい。でもくりや松たけが届いて嬉しい。
- 誰が持って来ているのだろう?と疑問を持っている。
- 持ってきてくれている人を知りたい!
- 誰だか分からないけれど、食べ物を届けてくれて安心しているが、ごんに対して怒りの感情を持っている。
4年前の授業記録を読み、振り返ると今回の授業は、ごんと兵十の両方の視点へアプローチができました。
二人を比較する事で、ごんの想いと兵十の気持ちが乖離していることに気づけた授業でした。
今日も読んでくださってありがとうございます。