国語の授業で、今西 祐行さんの『一つの花』を学習しています。今日は、初回の授業を行いました。物語文の場合、全文を読んで物語の感想を書きます。
このお話は、戦争が激しさを増す時代の家族のお話です。満足にご飯が食べることができず、お腹を空かせているゆみ子の口癖は、「一つだけちょうだい。」お母さんもお父さんも、ゆみ子のことを不憫に思いながらも愛情を注いで育てています。
さて、一通り物語を読んだ子供たち。
挿絵と文章だけでは、戦争の時代をイメージすることが難しいだろうと思い、Eテレの番組「歴史にドキリ」を見せることにしました。
日露戦争や日中戦争、そして太平洋戦争の流れ、出征していく際の万歳している様子や集団疎開をしている子供たちの姿などなど。
10分間釘付けで見ていました。描かれた物語と実際が繋がったようでした。
- あんな大変な時代に、ゆみ子はお母さんとお父さんに大切に育てられるいると思う。
- 食料が少ないのに、お母さんはゆみ子のために食べ物を分けてあげることで、子どもも喜ばせている。
という感想を書いていました。映像の力は、大きい。物語を子どもたちに落とし込むのに、役立つなと改めて感じました。
今日も読んでくださってありがとうございました。