入り口はどこでもいいと思うよ。
だって、大切なのはゴールだもん。
今は、さらっとこんな事を言えます。
本当にそうだと思います。
小学校の先生は考えていなかった
実は、中学校の先生になりたかったんです。
だから、大学で教職課程を履修しました。教育実習に行って、中高の社会科の免許を取りました。
公立の採用試験も受けたけど、不合格。
講師登録していたので、大学卒業後は一年間講師をしました。働きながら勉強して、受けた試験は、不合格。
僕が受けていた時、中学校の社会科って、倍率が40倍くらいありました。よくよく考えたら、クラスで1番なんて成績を取ったことがないよ。こんな試験受け続けて、合格する日は来るのかなぁ。
先生になることを諦めようかなと思った時もありました。
そんな時に、お世話になっていた方から教えていただいて、前の職場の採用試験を受験しました。私立なんて考えていなかったけど、その時は、先生になりたかったからチャンスがあるなら受ける。そんな気持ちでした。
最終面接になって、中学校では採用がないけど小学校ならどうですか?
もちろん、小学校の先生は、免許もなかったので、考えてもいませんでした。でも、先生になれるんだったらと思い、「小学校で働きたいです!」と答えて、採用されました。その後、働きながら通信で小学校の免許を取得しました。
夢は叶った!大事なことは・・・
先生になりたい。
僕の夢は、叶いました。
案外早くに。
きっと、入り口にこだわっていたら、叶うことなく諦めていたか、未だに狭き門に挑戦し続けていたような気がします。
夢が叶って良かったね。
そうではなくて、ドアを開けたらそこからが始まりでした。先生として自分はどうしたいのか、どうありたいのか。ゴールを自分で設定していくことの難しさと大変さを感じるようになりました。
幸い、職場にはこんな先生になりたいと思える先輩がいらっしゃったので、授業を見学させていただいたり、話をしたりする中で、自分のゴールが見えてきました。
今は、今年はこんなことをしよう。
ここに力を入れたい。
年度始めに、今年のゴールを設定するのが楽しいです。
15年経った今は・・・
教員になって15年が経ちます。
今は、職場も変わりました。
今の職場では、中堅の立場です。
昨年から新任の先生に研修を行う立場になっています。また、若手から相談されることもあります。自分の学んできたことや持っているスキルは、オープンにしています。授業もいつでも見に来てね。と伝えています。
持ってるスキルを公開したがらない先生って、多いんですよ。
先生って、授業が大事だから。自分が、初任の頃授業見学をして学ばせてもらったように僕も授業を通して、若手に学んで欲しいと思うのです。
あの頃、こんな先生になりたいなと自分が思ったように。僕もいつかそんなことを思ってもらえる日が来たらと思って、一つひとつの授業をしていきます。
今日も読んでくださってありがとうございます。