すがたをかえる大豆の3時間目の授業です。
この授業は、はじめにあたる1-2段落を読み取りました。
はじめに書かれていること
1-2段落を読みました。
ここには、何が書かれているのか。
この授業の中心的問いは、これです。
子供たちは、今までの学習経験から説明文のはじめに、話題と問いが書いてあることを理解しています。
まずは、「この文章の話題は何だろう?」
「大豆!」と即答で答えてくれました。
本文から見つける
「大豆は、どんなものと書かれている?」
子供たちは、もう一度本文を読んで、大豆に関する記述を見つけていきます。線を引いている子供もいました。
「そうそう、見つけた跡を残しておくと、分かりやすいよなぁ」
そうやって、反応するとマネをする子が増えていきます。「線をひきましょう。」と言うよりも圧倒的にやるようになります。
これではここで終わってしまう
次に、「それじゃあー、問いは?」
これもクエッションマークがあるので、直ぐに見つけられました。それに対する答えも次の文に書いてあります。さて、問いも見つかり、答えも見つかった。でも、問いの次の文に答えが書かれている。ここで話が思いきや、文章はまだまだ続くのです。
ここで、次の質問を投げかけました。
「もう問いはないの?」
子供たちは、必死に探しますが、クエッションマークはありません。それに、問いかけるような文末の文もありません。困ったような表情をしているので、助け舟を出しました。
「なかの部分では、どんなことが書いてあった?」
3段落以降を読む子供たち。
もちろん、工夫について書かれています。
そこで、気づいた子供がいました。
2段落の最後の文が、実は問いになっているのではないか。
そうなんです!
手をくわえ、おいしく食べる工夫をしてきました。
この文は、問いかけの文末にはなっていないけど、3段落に繋げる役割を果たしている。密かに問いかけているのです。
「トリッキーな文ですが、よく見つけることができたね。」子供たちに伝えました。
目的を持って、読む練習を授業で繰り返し行う。それが、読解力に繋がります。
はじめに書かれている内容である話題と問い。
これを見つけることができました。
次の授業は、美味しく食べる工夫を見つけていこうと伝えて授業を終えました。
今日も読んでいただきましてありがとうございました。