眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

すがたをかえる大豆その3-はじめを読む-

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すがたをかえる大豆の3時間目の授業です。

この授業は、はじめにあたる1-2段落を読み取りました。

 

はじめに書かれていること

1-2段落を読みました。

ここには、何が書かれているのか。

この授業の中心的問いは、これです。

子供たちは、今までの学習経験から説明文のはじめに、話題と問いが書いてあることを理解しています。

まずは、「この文章の話題は何だろう?」

「大豆!」と即答で答えてくれました。

 

本文から見つける

「大豆は、どんなものと書かれている?」

子供たちは、もう一度本文を読んで、大豆に関する記述を見つけていきます。線を引いている子供もいました。

「そうそう、見つけた跡を残しておくと、分かりやすいよなぁ」

そうやって、反応するとマネをする子が増えていきます。「線をひきましょう。」と言うよりも圧倒的にやるようになります。

 

 

これではここで終わってしまう

次に、「それじゃあー、問いは?」

これもクエッションマークがあるので、直ぐに見つけられました。それに対する答えも次の文に書いてあります。さて、問いも見つかり、答えも見つかった。でも、問いの次の文に答えが書かれている。ここで話が思いきや、文章はまだまだ続くのです。

 

ここで、次の質問を投げかけました。

「もう問いはないの?」

子供たちは、必死に探しますが、クエッションマークはありません。それに、問いかけるような文末の文もありません。困ったような表情をしているので、助け舟を出しました。

「なかの部分では、どんなことが書いてあった?」

3段落以降を読む子供たち。

もちろん、工夫について書かれています。

そこで、気づいた子供がいました。

2段落の最後の文が、実は問いになっているのではないか。

そうなんです!

手をくわえ、おいしく食べる工夫をしてきました。

この文は、問いかけの文末にはなっていないけど、3段落に繋げる役割を果たしている。密かに問いかけているのです。

「トリッキーな文ですが、よく見つけることができたね。」子供たちに伝えました。

目的を持って、読む練習を授業で繰り返し行う。それが、読解力に繋がります。

 

はじめに書かれている内容である話題と問い。

これを見つけることができました。

次の授業は、美味しく食べる工夫を見つけていこうと伝えて授業を終えました。

 

今日も読んでいただきましてありがとうございました。