三年峠の授業、3時間目です。
2場面を読んでいきます。
物語の始まりの部分です。
ここからは、おじいさんの視点で共感マップを描いていきます。
いけないことが起こってしまう
主人公であるおじいさんの登場です。
季節は、秋です。
舞台は、反物を売りに行った帰り道。
三年峠で休憩している所から始まります。
美しい景色につい見とれていたおじいさん。
気がつくと、日が沈む夕暮れが近づいて来ました。三年峠の言い伝えをきにかけ、急いでいると・・・。転んでしまったのです。
あんなに気をつけていたのに。
おじいさんは、家に帰って泣きながらおばあさんに、ことの顛末を伝えます。その日からおじいさんは、塞ぎ込んでしまい、病気になってしまいました・・・。
想像する力と描く力
本文を読んだ後に、いつも通り共感マップを描いていきました。これは、あくまで自分の意見なのですが、「共感マップを描き続けていくと、登場人物の視点で見えるものがイメージしやすくなる。」ということです。
どういうことかというと、前時で三年峠の様子を共感マップでまとめたのです。秋には、かえでやがまずみ、ぬるでの葉が色づくという記述がありました。
そして、児童の発表の中で、おじいさんが見たものに、これらの植物を挙げてくれました。その理由を問うと、「秋の三年峠には、かえでやがまずみ、ぬるでの葉が色づくと前の授業で共感マップに書いたから」と答えてくれました。
おじさんにとって困った事は、勿論石に躓いて転んでしまったことや寿命が3年になってしまったことや病気になってしまったことなど非常に分かりやすいです。
そんな中でも良かった事に、美しい眺めが見れたことと子供たちは、意見を出してくれました。挿絵の効果もあるでしょうが、子供たちの頭の中には、秋の三年峠の景色がイメージできているのだろうと思いました。
想像力は、一旦文字で可視化することで高まる。目標も紙に書くことでより叶いやすくなると言われていますよね。文字として、自分の目で確認することで、より鮮明にイメージできるようになるからでしょう。
共感マップを描くことは、登場人物の視点で物語に入り込むことができる。以前このようなことを書いた覚えがあります。それは、やはり想像力が増すからそうできるのだろうな。
そう感じさせてくれる変化を子供たちが見せてくれた授業でした。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。