眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

ありの行列その2

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ありの行列の2時間目です。

前回は、文章構成を掴む授業でした。

全体を掴むからこそ、部分が活きてきます。

今回は、はじめの部分を読みました。

 

問い見つけ!

説明文のはじめに書かれていること、それは問いです。筆者の疑問。それは、文章の柱となる部分です。それをおさえることは、文章理解に大いに役立ちます。

 

さて、ありの行列では、どんな文で疑問が書かれているでしょうか。

 

なぜ、ありの行列ができるのでしょうか。

分かりやすい疑問です。その前に、事実が書いてあります。ありは、物がよく見えない。

だから、筆者は、行列ができる理由を探しているです。

 

その答えは?

問いがあれば、それに対する答えがある。

この文章では、最後の段落にその答えが書いてありました。

 

ありは、においをたどって歩いている。だから、えさの所に行く時や巣に帰る時に行列ができる。

最初に問いを立てて、文章の最後に答えを示す。尾括型の文章です。極端に言えば、最初の問いを確認して、最後を読めば内容が分かる訳です。

 

なかの役割は?

そうなると、「文章の内容を理解するだけなら、間を飛ばしてもいいのか。」ということになります。問いに対する答えだけを見つけるのが、目的であれば、飛ばして読んでもいいでしょう。その方が、時短になります。

 

但し、この単元の目標は違います。

考えの進め方を捉える

これが、目標です。ですので、結論(答え)に至るまでの過程を捉えることが、大事なのです。

そのために、ウィルソンの実験を丁寧に読み解く必要がある。

そのように子供たちに伝えて授業を終えました。

 

単に読むのではなく、目的や目標に沿って文章を読む。教える側が意識しないと、最初から最後まで読めばいいと思ってしまいますよね。

授業を通して、読み方を練習する。一朝一夕では、身につかないことですから、積み重ねが大事ですね。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。