年末に、小沢健二のアルバム「So kakkoii 宇宙」を買いました。僕の周りの音楽好きな人は、同じように未だにCDを購入しています。
しかし、世の中の流れとしてはCDを買って音楽を聴くよりもダウンロード。ダウンロードよりもサブスク。しかも無料で聴くのが主流となっているようです。
僕だって、Spotify やAmazon music を利用しています。新しい音楽と出会うプラットフォームとなっています。
自分の好きな音楽の傾向に合わせて、紹介してくれる。今までは、CDショップの視聴機で聴きまくって選んでいたものが、コンピュータが選んでくれる。テクノロジーのおかげで、自分から探しに行く機会は減りましたが、自分好みの音楽に出会える可能性は大いに増えました。
自分から見つける力も養いつつもテクノロジーに頼って音楽を楽しむことは増えていくでしょう。
そんな時代だからこそ、CDは貴重なアート作品になってきているように思えるのです。
美しい歌詞カード
いつから歌詞カードを見なくなったでしょう。
CDを買う。封を切る。パソコンにデータを落とす。iPodなどに入れる。CDは、車で聴く。
ここ10年以上、歌詞カードを眺めながら家で音楽を聴く機会は、メッキリ減りました。
ところが、先日購入した「So kakkoii 宇宙」は、そんなことを許してくれない。正しく、メッチャカッコいい歌詞カードなんです。
天体の形をした色とりどりの楕円形のカード。
そこに、銀色の文字で書かれている文字。正しく宇宙、銀河をイメージしたようなデザインです。手にとって、読みたくなります。
さすが、オザケン。神は細部に宿るです。
ここまでこだわった音楽作り。
CDジャケットや歌詞カードまで含めて一つの作品となっています。これは、データをダウンロードすることでは、味わうことのできない世界観です。
少々値段が高くなっても、お気に入りのミュージシャンのCDは欲しい。付加価値をつけて、発売される。それは、DVDを特典としてつけるだけでなく、CDのジャケットや歌詞カードの形にまでこだわるようになってくるのだと思います。
単純にいい音楽は、多くの人に届いて欲しい。
今までの在り方、新しい在り方。
今は過渡期だと思います。両方の良いところを
見つけ出して、掛け合わせていく。
音楽の未来は、まだまだ明るい!
今日も読んでいただき、ありがとうございました。