ありの行列の授業、4時間目です。
なかの部分の続きです。
なかの前半では、実験を通して一つの考えが生まれました。それは、ありは地面に道しるべをつけているのではないかということです。考察ですね。
この授業は、その考察を深める部分です。
別の言葉に置き換える
僕が、授業で大切にしていることの一つに「言葉の感覚を養う」があります。特に、国語の授業では、言葉の意味を問うたり、別の言葉に置き換えたりすることを頻繁に行います。また、似た意味の言葉を比べて、どう感じるかを問うこともあります。なぜなら、授業を通して語彙を増やしたいからです。読書において語彙は増えます。その増えた語彙を共有できるのが、授業です。
この授業では、「細かに」をとりあげました。
「どういう意味?別の言葉に置き換えると?」
細かくとか詳しく、そして徹底的という言葉が出てきました。毎時間、何かの言葉を広げていく。地道なことを今年はやっています。
徹底的に研究すると
ウイルソンは、アリをよくよく調べるとおしりの所から特別な液を出していることが分かったそうです。その液は、においがある、蒸発しやすいという特徴がある。
だから、えさを見つける。においをつけて巣に帰る。においを辿って他のアリも歩く。そのため、えさが多いほど、においが強くなる。
ここでも、考えの進め方を捉えることができます。
まとめ
筋道を意識した文章。
短く区切って書くことで、リズムが生まれています。リズムは、読み手を文章に引き込みます。こういう書き方ができるように、3年生でしていこうというメッセージでもありますね。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。