ありの行列の授業も5時間目です。
ようやく、おわりの部分の読み取りとなりました。筆者である大滝さんは、どんな結論を持ってくるのでしょうか。
大滝さんの答えは?
このように、においをたどって、えさの所へ行ったり、巣に帰ったりするので、ありの行列ができるというわけです。
これが、大滝さんが出した答えです。
ウィルソンの研究を用いて結論を書いています。実は、この段落の前に同じようなことが書かれてあります。
しかも、そちらの方が内容が詳しい。
なぜ、同じことを繰り返して書くのだろう?
子供たちに問いかけました。
子供たちが、出した考えは、大事なことだから繰り返している。はじめに「どうして行列ができるのか?」という問いを立てて、ウィルソンの実験を細かく記し、出た結論。それを受けて、最後に問いに対する答え。繰り返す必要があります。
僕は、子供たちに言いました。
「大事なことを繰り返して伝える時は、前よりも短くして、よりポイントを絞る。それを要約と言うんだよ。」
説明文というものは、読み手に論理的に内容を伝える文章です。かなり計算された文章構成となっているのです。繰り返すということは、念押し。ここが、大事だから、分かってね。そのように、言っているわけです。
だから、要約する力が大事。
そのモデルを示してくれている教材なのです。
ありの行列は。
次の活動へ
読み取りが終わり、最後の学習活動は、感想文を書くことです。この話を読んで、初めて知ったことや分かったことを書き出しました。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。