眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

オンライン授業作りの心得

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大型連休が終わり、一部の地域で学校が再開されました。多くの地域では、休校が続いていることでしょう。僕が住んでいる岡山では、3月は一斉休校により学年末を迎えました。そして、新年度です。4月は、1週間程再開して、再び休校となっています。休校の間は、授業動画を配信してきました。

今回は、オンライン授業作りで意識してきたことを3つお伝えします。

 

①日常を伝える

あくまで、普段の授業を配信するようにしました。スライドを凝って作ることもできますが、学年の先生が、顔を出して黒板を使って授業をしている様子を撮影しました。低学年ほど、担任の先生が喋って授業をしている映像の方が、見てくれると思っています。教科ごとに学年で割り振っているので、先生役と子供役で、やりとりしている所を撮影しました。

 

②既存のコンテンツと掛け算

理科や社会は、我々が授業することに加えて、NHK for Schoolの番組を見るように指示しました。やはり、学習内容を10分で、しかも価値ある映像や資料を使って番組が作られているわけです。これを活用するに越したことは、ありません。無理をして、僕たちが作ることはないのです。決して手抜きではなく、既存のコンテンツを上手く活用して、より良い授業を創り上げていくのが大切です。

 

③オンラインとリアル

勤務校が、使用しているSeesawというアプリは、動画配信が1回10分以内となっています。ですので、1つの授業動画は10分以内としています。一方、来週からは、Google Meetを使って、双方向の授業をオンタイムで行う予定にしています。これは、30分程度、繋いで実施する予定です。動画配信とオンタイム、そして学校が再開されると、顔を合わせてリアルタイムとなります。

 

動画配信のメイリットは、過去に遡って、自分のペースで授業を見て学べるところです。

 

オンタイムで繋ぐ授業は、やり取りができるところが、一番の利点です。それでは、学校に登校して行う授業との違いは、何か。それは、熱量の共有だと思います。オンラインでもやり取りはできますが、同じ場を共有しているわけではないので、熱量に違いがあるように思います。連休中に、テレビで放送されていたリモート漫才を幾つか見ましたが、やっぱり時差や空間を共有していないためにリアル漫才よりもテンポが悪い印象を受けました。もちろん、今は開発段階の所はあるでしょうが、やり取りの技術が進歩していっても、リアルの場を超えていくことは、難しいでしょう。

 

まとめ

今僕たち、先生にできることは、学校生活という日常を作っていくことではないでしょうか。

学びを止めない。

大量のプリントを印刷して、渡すことで終わっていいのでしょうか。

課題が少ないと、保護者も嘆くだけでいいのでしょうか。

その方法は、別に授業動画を配信することやZoomやGoogle Meetを使った双方向の授業だけではないと思います。そして、保護者も学びの全てを学校に任せるのではなく、子供と一緒に学びましょう。

 

お便りを書いて、配る。学校のHPにメッセージを載せる。学校からの先生たちからの言葉は、幾らでも発信できます。

 

保護者は、どんなことを学ぶのか我が子の教科書を見てみる。自分の時とは、サイズも内容も大きく変わっていますから。

 

この休校は、学校の在り方や学び方、そして保護者の関わり方を考えさせてくれています。

不満を言うだけは、簡単です。より良い未来を創る子供たち、そして自分の成長のためにも歩みを進めていきましょう。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。