国語の授業で、『まいごのかぎ』という物語文の授業が、始まりました。勤務校で使用している教科書は、光村図書です。このお話は、今回の教科書改訂で初めて掲載されているお話です。初めてなので、ここからたくさんの先生方が、授業を実践されていく。初物を扱うことができるのは、貴重です。僕自身も初めて扱う教材なので、どんな授業ができるのか、教材を分析しながら、やっていこうと思います。
『きつつきの商売』と同じく、物語文の授業でおさえる5つのポイントに沿って1時目の授業を行いました。
5つのポイント
僕が、物語文でまず確認する5つのポイントがあります。
- 登場人物
- 時間
- 場所
- 出来事
- 登場人物の気持ち
この5つを1時目に全文読んだ後に確認します。
これは、物語文で必ずおさえておきたい共通項目です。『まいごのかぎ』は、少し長いお話なので、出来事が5つ含まれています。
この教材で意識すること
『まいごのかぎ』では、登場人物の変化に気をつけて読むことが求められています。変化がキーワードとなります。主人公であるりいこという女の子が、かぎを拾うところから物語が始まります。かぎを交番に届けようと歩き始めます。その道中で、出会う様々なものにそのかぎを挿してまわすと、変化が起こります。
そして、主人公りいこの気持ちの変化も重要です。ここは、場面読みで深めていきます。
この物語を紹介しよう
5つのポイントをおさえた後は、『まいごのかぎ』の紹介文を書きました。紹介を書かせることで、初回の読みでどのくらい理解できているのかが、わかります。初回で分かっていなくても、場面読みをしていく中で、理解は深まるのですが、児童の読解力を知るためには、非常に分かりやすい活動です。
次の授業からは、場面ごとの共感マップを使った授業を行います。
今日も読んでいただきまして、ありがとうございました。