まいごのかぎの場面読み。
今回は、4場面目です。
共感マップを使った読み取りです。
次は、アジの干物
交番へかぎを届ける旅は、続きます。
だんだんと海に近づいてきたようです。
風景は、海沿いへと変わります。
さくらの木、公園のベンチ。
これまで、意外なものにかぎ穴を見つけてきました。その度に、かぎを差し込み、回すと、不思議なことが起こってきました。
次は、どんなことが起こるのでしょうか。
子供たちもワクワクして読んでいます。
海沿いの道にやってきたりいこは、アジの開きが干してある網を見つけます。どうやら、漁師さんが干物にするために干しているようです。
ここで、アジの開きにかぎ穴を見つけてしまいます。
これまでに2度不思議なことが起こっています。それでもりいこは、気になってかぎを差し込み、カチャ・・・。
気持ちに変化
かぎを回し終えると、アジは空に向かって翔び立ちます。まるで、海に帰ろうとしているのです。慌てたりいこは、急いでかぎを抜き取ります。ついには、「悲しくなってしまった。」と
言っています。今まで、かぎを回して起こった出来事は、びっくりしたという驚きの感情を持っていました。ところが、とうとう今回は、悲しくなってしまったのです。
ここが、この場面の問いかけるポイントです。
どうして、悲しくなったの?
変化を読み取るこの場面。気持ちの変化に着目していて、生まれた問いです。
これまでの出来事を振り返り、どうして気持ちが変化したのかを考えなければいけません。侃侃諤諤した意見交換が行われました。
軸を意識した質問を投げかけられると、子供の意識が、グッとそちらに移動します。これこそが、面白くなるポイントですね。
次回は、物語のラストの場面を読みます。今日も読んでいただき、ありがとうございます。