眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

『まいごのかぎ』その5

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まいごのかぎの場面読み。

今回は、4場面目です。

共感マップを使った読み取りです。

 

次は、アジの干物

交番へかぎを届ける旅は、続きます。

だんだんと海に近づいてきたようです。

風景は、海沿いへと変わります。

さくらの木、公園のベンチ。

これまで、意外なものにかぎ穴を見つけてきました。その度に、かぎを差し込み、回すと、不思議なことが起こってきました。

次は、どんなことが起こるのでしょうか。

子供たちもワクワクして読んでいます。

 

海沿いの道にやってきたりいこは、アジの開きが干してある網を見つけます。どうやら、漁師さんが干物にするために干しているようです。

ここで、アジの開きにかぎ穴を見つけてしまいます。

 

これまでに2度不思議なことが起こっています。それでもりいこは、気になってかぎを差し込み、カチャ・・・。

 

気持ちに変化

かぎを回し終えると、アジは空に向かって翔び立ちます。まるで、海に帰ろうとしているのです。慌てたりいこは、急いでかぎを抜き取ります。ついには、「悲しくなってしまった。」

言っています。今まで、かぎを回して起こった出来事は、びっくりしたという驚きの感情を持っていました。ところが、とうとう今回は、悲しくなってしまったのです。

 

ここが、この場面の問いかけるポイントです。

どうして、悲しくなったの?

変化を読み取るこの場面。気持ちの変化に着目していて、生まれた問いです。

 

これまでの出来事を振り返り、どうして気持ちが変化したのかを考えなければいけません。侃侃諤諤した意見交換が行われました。

 

軸を意識した質問を投げかけられると、子供の意識が、グッとそちらに移動します。これこそが、面白くなるポイントですね。

 

次回は、物語のラストの場面を読みます。今日も読んでいただき、ありがとうございます。