今年も3年生の担任をしているので、『ちいちゃんのかげおくり』の授業ができます。昨年、初めて授業をした教材。そして、自分が小学生の時に学んだ教材でもあります。
『きつつきの商売』の時にも感じたことですが、同じ教材で授業できることは、とても貴重な機会です。昨年の授業記録を残しているので、比較ができること。そして、自分の成長を踏まえて、授業を組み立て直すことができるのです。
今日は、その1時目でした。
『ちいちゃんのかげおくり』では、大きく2つの学習活動が設定されています。
- 場面をくらべてながら読むこと
- 感じたことをまとめること
場面をくらべて読むには、場面ごとの内容を理解しないといけない。やはり、共感マップを活用して今年も読み取っていきます。
物語文-5つのポイント-
物語文の初回の授業では、必ず5つのポイントを確認します。
- 登場人物
- 場所
- 時(時間)
- 出来事
- 登場人物の気持ち
この5つをおさえること。そして、5つを使って、物語の簡単な紹介を書かせると、大体子供たちの理解度を把握することができます。
この段階で、内容を把握できている子供は、場面読みの授業では、人物の気持ちの変化などを考える時に意見を聞くだろうし、あまり内容を把握できていない子供には、場面読みの時に再度確認するように聞くことができます。
それは、つまり簡単な紹介文を通して、個々人の文章への理解度をはかることができるわけなのです。このアセスメントは、非常に重要なデータとなります。
今日の授業は、ここまで。
明日からは、いよいよ共感マップを活用して場面読みをします。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。