眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

堰を切ったように話し出す

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月曜日に始業式があり、水曜日に入学式があって、ようやく今日1週目が終わりました。怒涛の1週目です。長くいる僕も新しい取り組みに慣れずに過ごしていたわけですから、新しくいらっしゃった方にとっては、異次元の1週間だったのではないでしょうか。

 

そんな金曜日の放課後に校内研修がありました。今年度から、3つの部会が設定されています。僕は、その1つのリーダーをすることになりました。今日は、各部会の目標や年間スケジュールを確認する回でした。僕は、2番目に説明しました。持ち時間は、10分です。

 

「忙しい1週間お疲れ様でした。バタバタしていたと思います。これから、2分間とるので、今週授業をしてみて良かった事をお互いに話してください。

 

最初にこう伝えました。すると、溢れんばかりに、話出す先生方。2分じゃ足りない勢い。放置していれば、10分間これで終わりそうでした。そのくらい、吐き出したい思いや気持ちがあったのでしょう。こういう事を共有するのが、僕は大切だと思っています。

 

時間で区切るのは、申し訳ないと思いましたが説明しないといけないこともあったので、2分間で切って説明しました。堅苦しい説明よりもお喋りする場を作る方がいいと思います。僕は、そこを目指しています。やらされ研修よりもやりたい研修へ変えていく。

 

互いに高め合う、自分の腕を磨ける学校にしていきたいのです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

焦らない、焦らない

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4月8日(月)に始業式があり、新学期が始まりました。今年度は、担任ではなく社会科の専科として中学年を指導しながら、広報や入試、校内研究の仕事をしていきます。近年、担任しながら同量の仕事をしていたために、メンタル壊してしまうことが続いていたので、ようやく願いが叶った形です。まだ担任はしたのですが、その他の業務の比重が大きいので、これがなくなることは非常に大きいです。

 

勤務する学校は、今年で設立10年を迎えました。それを契機に、新しい教科を設立したり、時程を変更したりして大きく変化をしています。まだ、変化3日目なので慣れないところですが、焦らないのがポイントかなと思います。

 

変わったことや変えた理由をもう少し管理職から引き出して聞いてみようと思います。これは、僕の役目だろうから。とにかく焦らない、焦らない。明日は、入学式。入学してくる子供たちが笑顔で過ごせるように。その保護者の方が喜んでいただけれるように。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

今に集中

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春休みも残り僅かとなって来ました。

間も無く始まる新学期。

準備時間が足りないなぁ。

見えない新学期だからこそ、不安になる。

いつだって先行きは不透明なのだから、今という時間に集中して取り組めばいいのです。

 

今に集中する。

これが大事なのでしょう。周りに合わせるとか周りを伺いながらではなく、自分にとって集中することは何だろうか。ここを意識したい。

 

そういうことで、今日は午後から学校の周りを歩いて来ました。教材研究です。1時間30分かけて、大きくぐるっと学校周辺を散策しました。初めて見つけたもの、地図と照らし合わせて見つけたもの。様々なものが見つかりました。授業で活用していきます。

 

僕自身ももう少し余白のある生活を送れるように心がけたい。時の流れに身を任せていると、とんでもないスピードで流されてしまうのが現代です。敢えて、流れに対して抗うことで、余白や余裕が出てくるのかなぁ。流れに乗らないという選択。これって勇気がいるかもしれないけど、自分の人生だから、心地よく生きるなら大切なのかも。僕は、ビビリだから先に進むために加速する方向を選びがちだけど、ブレーキを踏める勇気も持ちたい。

 

明日が、春休み最終日。

ここでブレーキを踏むことはないけれど、敢えて加速することもないようなぁ。スタートが切れたらOKというくらいがいいかもしれない。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

敢えて休みを入れる

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4月2日(火)です。

新年度が始まって2日目。

今日は職員会議もなかったので、やっておかないといけないことを昨日のうちに済ませておいて、予定通り休みを取りました。

 

息子と映画を観に行く

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予定を入れていたので、朝ものんびり寝ているわけでなく、いつも通り起床。最近は日の出も早くなって来たので、目覚めも良いのです。寒くて布団から出るのが億劫になることはありません。昨日お土産で戴いたもみじ饅頭とコーヒーを朝ご飯としてしました。饅頭の甘さとコーヒーの苦味がよく合う。

 

今日は、息子と朝一でドラえもんの映画を観に行く予定にしていたので、出発まで読書などをして過ごしました。

駅まで息子と歩いて行きました。途中に桜の木があります。まだ5分咲き程度。この週末くらいが満開なのかなぁ。明日は、激しく雨が降る予報なので、大丈夫かなと心配しながら歩いていると駅に到着。駅には、スーツを着た大学生とその保護者。今日が入学式のようです。24年前、自分の大学の入学式を思い出しました。

 

正門をくぐると、様々なサークルなどからビラを貰い、大勢の入学式。その後、学部に分かれての説明。そして、帰りもビラを貰う。初日にしてクタクタになったなぁ。新しい場所、知らない人と緊張するしかない環境は疲れるよなぁと思い返しました。きっと、昨日からうちの職場で働き始めた方もそれに近い気持ちだろう。特に、新卒の先生は分からないことだらけだろうから、声をかけないと。名前を覚えるのも大変だもんなぁ。

 

そんな大学生を横目に、息子と一緒に改札を通り、電車で岡山駅へ。地下道を通って、イオンモール岡山到着です。一緒に観た映画は、「ドラえもん のび太の地球交響楽」です。先日、娘と一緒に観に行きました。僕は、2回目です。息子は週末は習い事で忙しいので、平日に一緒に行くことにしました。僕は、2回観れるので、嬉しい限りです。

 

今年のドラえもんは、音楽がテーマです。僕自身、音楽が大好きです。専ら聴くのが多いですが、ベースを演奏していたこともあります。音楽で、世界を救う。

「音楽で世界を変えるなんて、出来るのか!」

そう思われる方もいるかもしれません。

しかし、僕は音楽は世界を変えるきっかけとなるに値するものだと信じています。夏フェスやドームなど大きな会場で、参加者が一緒に大合唱する光景や言葉は分からないけど、音楽でなら通じ合う場面を何度も経験して来ました。

だからこそ、今年のドラえもんの映画は見ていてゾクっとしました。敵らしい敵がいない、見えない敵と戦うということで、意見が分かれているようですが、僕は好きです。

BECK』や『BLUE GIANT』というような音楽漫画好きにとっては、納得の作品ではないでしょうか。エンディングのVaundyの楽曲もドラえもんの世界観を描いていて好きです。

 

ひとり会議で作戦会議

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お昼ご飯を食べてから、帰って来ました。帰りの電車で、午後から出勤される同僚の先生とバッタリ会いました。世間は狭いです。恥ずかしがりの息子も挨拶をしていました。自分から挨拶できるようになったのかぁと驚きました。

 

家に帰ってから、息子は友達と遊びに出かけました。家には、娘がいました。午前中は友達遊んできたようで、帰った時にはお気に入りの再放送ドラマを堪能していました。

 

僕はと言うと、読みかけの本を読み終えてから、ちょっくら教科書をめくりながら教材研究。じっくり考える時間って、職場でなかなか取れない。職場では、実務的なところに重きを置いたり、校務分掌のことをしたりするので、授業の事を集中して考える時間は取りにくいのです。しかし、取るために、朝の早い時刻とか誰もいないところでは実は作戦会議をしています。今日は、昼下がりから夕方までたっぷりと時間を取って考え事が出来ました。新年度みたいに、考えてることが多い時期は、敢えて休んでじっくり考えるのも先生にとって必要なのではないでしょうか。人によっては、通常通り働いた後、家で考える方もいるかもしれません。

 

しかし、働いた後はもうクタクタです。僕の場合は、ビールが片手にあります。お酒が入っていなくても、元気エネルギーが少ない状態で考え事をしてもいいアイデアは生まれません。じっくり考える時間を確保することも、大切なことではないでしょうか。もちろん、休みなのだから、休めよ。そうかもしれませんが、アイデアは、休んでいる時こそ浮かんでくるものです。

 

子供たちが来ない時期は、自由な働き方ができるのが教員でしょう。もしかすると、私立だから許されているところもあるかもしれないですね。最近は、こう言った注釈を入れないと誤解を生じるケースがあるのも厄介です。僕のブログを読んでくださっている方は、行間を読んでくださっている方が多いので、助かります。

 

まとめ

新学期が始まって、バタバタするから焦って働くモードかもしれないけど、敢えて休むという選択肢を入れる。それは、1日損したではなく、1日幸せな日を過ごせた。このように思えるからこそ、よりいい仕事ができるのではないでしょうか。

 

明日は、今日あったことをいっぱい話して仕事をする。楽しく、面白く働きたいです。今日も読んでくださってありがとうございました。

 

あっ!今読んでいる『猪木のためなら死ねる!』は、プロレス好きには堪らない1冊です。プロレスをそんなに知らなくても、日本をいや世界を代表するアントニオ猪木の生き様を知れる1冊です。

 

 

 

 

回らないお寿司屋さんに来る高校生

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4月1日(月)、2024年度の始まりです。

午前中に職員会議が終わり、お昼ご飯を学年で食べに行くことになりました。勤務校は、大学の敷地内にあるので、長期休みは大学食堂へ行くことが多くあります。何と言っても、安いというのが食堂の魅力です。

 

食堂へ行こうとしたのですが、閉まっていました。今日は、大学の入学式だったので、利用する人が少ないからでしょう。残念に思いながら、コンビニに行くのもどうかなと思い、これまで行ったことのない昔からあるお寿司屋さんへ行きました。回らないお寿司屋さんです。

 

入り口の前にメニューが出ていて、お昼は海鮮丼やカツ丼、定食もやっているようです。

ドアを開けて入ると、カウンターにテーブル、お座敷とむ昔からやっているお寿司屋さんの佇まい。近所のお寿司屋さん!という感じです。

海鮮丼、カツ丼、日替わり定食を注文しました。家族でされている感じなので、料理はお子さんが運んでくれました。こういうのも、今はなかなかないですよね。

 

僕たちが食べていると、男子高校生が2人入って来ました。慣れた感じです。

 

高校生のお昼に、ここを選ぶ感覚!

 

近くに、チェーン店のラーメン屋さんもあれば、うどん屋さんもあるのに、ここに食べに来るセンスに驚きました。

 

僕は、カツ丼をいただきました。

同僚の食べていた海鮮丼も美味しそうだったので、また行こうと思います。

 

今日から2024年度スタートです。

面白い事をどんどんやっていきたいです。

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

3月31日は何の日

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今年は、3月31日が日曜日。

年度変わりと月曜日が一致するのは、何だか気持ちがいいと思うのです。そんなことないですか?週の途中よりも、週明けから始まるというのが、いい年度の予感を勝手に感じています。

ふと、3月31日は何の日だろうと思いました。

 

調べてみると、1947年の今日、「教育基本法」と「学校教育法」が公布されたそうです。そして、翌日4月1日から施行されて、小学校6年・中学校3年・高等学校3年・大学4年という「6・3・3・4制」が始まったそうです。この制度が始まって、明日で77年を迎えるということになります。

 

このシステムは、77年経っても変わらずです。

学習指導要領は、10年おきに改訂されます。

時代の変化が年々速くなっているので、10年では追いつかないと思っています。教科書は、4年毎に改訂されます。丁度、2024年度は小学校の教科書が、改訂されます。学習指導要領は、改訂されていないので、マイナーチェンジですが、見ていると、マイナーとは言えないような改訂がかかっているように思えます。

 

「例年通り」が通用しないようになっている。

それでも、例年通りをしたがる人もいる。

この乖離が、年々大きくなっている。

僕たち教師は、自分自身の学びから逃げることなく毎年アップデートする。これを義務とか強制ではなく、自分の生き方として楽しめるかどうかを問われているように思います。

 

春休みに、教師を目指している学生と話をする機会が何度かありました。意地悪な僕は、そんな彼らに問いました。

「先生になって何がしたいの?」

これだけ採用試験の倍率が低下していて、教師のブラック労働が報道されているのに、教師になりたいという学生。そんな彼らも先生になってしたいことを問われると、特にないそうです。先生になることが目的であって、その先はイメージしていないようでした。そもそも、そんな事を問われることがないですよね。意地悪な質問をしてしまいました。

 

学校のシステムは、77年経っても大きく変わることがありません。それでいいのでしょうか。

「学校とはこうである。」

そのイメージにとらわれすぎているように思います。それは、「教師はこうである。」というものも同じです。そろそろ、型を破っていく時期にきているように思います。

 

僕は、個性や自由ではみ出していく教師として、新しい学校を模索していきます。教育って、教師や保護者だけでなく、地域にいる大人が関わるものなので、無関係な人なんていないのです。それぞれお住まいの地域で、一緒に教育を考えていけるようにしましょう。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

 

社会科見学ツアーin姫路

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娘が小学校を卒業して、中学校の入学式まで時間があるので、今回は娘も連れて社会科見学ツアーへ行って来ました。これまで、岡山市備前市倉敷市明石市と行ってきたイベント。

今回は、僕の地元である姫路市です。

 

調理体験

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御座候の工場で行われている調理体験を予約していました。3-4月は、桜餅を作ることが出来ました。姫路発祥の御座候工場に行くのは、実は初めてでした。10時の開門に合わせてギリギリに到着して、建物の中へ。

如何にも「関西のお姉さん!」というベテランのスタッフの方が、笑いを交えながら作り方を教えてくださいました。

桜餅に使用されているのは、道明寺粉というもち米。これを糒ということを教えていただきました。糒と言えば、『ちいちゃんのかげおくり』で出てくるものです。ちいちゃんが、カバンに忍ばせていた非常食です。

「これが、糒かぁ。」

そう思いながら、お湯の入ったボウルの中に道明寺粉を入れました。ふやけたものを布巾に包んで、蒸し器で蒸します。

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その間に、中に包む餡子を4つに分けて捏ねました。回転焼に使われているものと同じ小豆です。

蒸しあがったものに、砂糖を加えてます。この時に食紅を加えました。混ぜていくと、キレイな桜色に。その生地に、餡子を包んで形を整える。最後は、葉で包んで完成です。

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葉の塩味と餡子の甘さがいい塩梅となって美味しく出来上がりました。初めて作った桜餅。娘も嬉しそうに頬張っていました。

 

姫路フード

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お昼ご飯は、駅前の御座候で担々麺とジャンボ餃子をいただきました。御座候は、回転焼だけじゃないのです。工場と姫路駅前では、ラーメンと餃子を食べることが出来ます。僕にとっては、懐かしの味。帰ってくる度に食べたくなるものの一つです。

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おやつに商店街に新しく出来たたい焼き屋さんのたい焼きを食べました。米粉のたい焼き。期間限定の桜餡は、とても美味しかったです。

 

姫路の歴史

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兵庫県立博物館にも立ち寄りました。

少し前にリニューアルされた博物館です。

姫路に住んでいながら、入ったことがなかったと思います。常設展示として、姫路の歴史、姫路城の歴史、そして昔から現在までの暮らしが展示されていました。

 

寺院や観音像の変遷は興味深いものでした。そして、姫路城の改修の様子を記録した映像には感動しました。過去の職人さんの記録を紐解きながら、解体したものをもう一度組み立てていく様は、凄まじいものでした。今回見たのは、昭和の改修作業でしたが、平成の改修でも同じようなことがされていたと思います。歴史を受け継いでいくことの偉大さをマジマジと感じました。

 

まとめ

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博物館には、状態のよい昔の道具が多数展示されていました。娘は、初めて見るものに驚いていました。ものを残していく。これは、歴史を繋いでいくことです。教科書や映像では味わうことのできないものが、実物にはあります。
ここには、昭和後期のおもちゃとして、ファミコンビックリマンシールも展示されていました。自分が遊んだものが、もう博物館で展示される年齢になったんだとしみじみ思いました。

来年度も色々な土地を訪れて、社会科の授業で活用するとともに、自分の学びを深めていきます。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。