夏休み一週目も終わりました。
夏休みに入ってすぐなので、事務処理の仕事を多く行いました。それと、並行して今週行ったことが、研修です。初任者に対する研修と、相担から頼まれた研修を行いました。
初任者研修
昨年度から研修担当をしています。昨年度は、初任者が3人いました。定期的には、研修を開催することが難しく、夏休みや冬休みといった長期休暇に、3人+希望者で複数で学ぶ形式で研修を行いました。
今年度は、初任者が1人です。必然的に1対1の研修になっています。僕が勤務しているのは、私立学校なので、自前で研修するスタイルです。今年度は、1人なので、毎週1コマ時間をとって研修を行っています。毎回テーマを決めて、45分間。8割以上喋ってもらう組み立てです。とにかく、自分の考えや思いを言語化してもらう。僕が喋るのは、最後くらい。これを1学期13回行いました。
夏休みは、時間があります。90分とって、授業をしてもらう。そして、同じ内容を僕が授業する。その違いを考えてもらいました。今週は、こんなことを行いました。そして、次回までの課題を出してその間行ってもらっています。
ステップアップ研修
こちらは、2年目の相担に向けての研修です。
「夏休みに研修して欲しい」
という依頼をもらったので、計画しました。
ざっくりしたテーマは、授業力を高めたい。
そのために、伝える力を学びたい。
このように希望を聞いたので、研修を組み立てました。
①自分の強みを見つけよう
一回目に行ったことは、自分の強みを見つけることです。伝える前に考えて欲しいことがありました。それは、伝えるよりも先に、自分という中身。自分が定まっていないと、伝えることができないからです。
②伝わる話し方
二回目に行ったことが、伝わる話し方です。とにかくたくさん話してもらいました。自己紹介・他己紹介に始まり、自分の強み・好きなこと・自分の夢。そして、それぞれ話してもらった後の感想。話してもらって、気づきを伝えてもらう。自分の中にあるものを出してもらいました。
1on1研修で大切にしていること
それは、相手に目一杯話してもらうことです。
理想は、9対1。僕が話すのは、質問と指示だけ。現状は、難しいです。それでも、8対2くらいまではいけています。僕が話すのは、最後くらい。それまでは、質問と相づちと指示。研修を通して、感じたことを最後に伝える。そこまでは、特にコメントをすることがないように意識しています。
相手の話をどれだけ引き出せるか。そこを今は、考えて質問を厳選しています。
僕にとっては、偶然1対1での研修となっていますが、世間では、1on1ミーティングという形式が注目されているようですね。
この本は、まだ読んでいないので読みます。
一方、この研修に向けて読んだ本は、こちら。
仕事も人生も変わる「影響力のある」話し方: あなたの「伝える力」を劇的に改善する! (単行本)
- 作者: 佐藤昌弘
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2014/08/22
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まとめ
1対1だと、かなり話を聞き出す力が講師側に必要だということ。質問の質を高めないと、会話がスムーズに進まないと。これが、研修をやってみて感じたことです。相手のために研修をしているようで、結局、知識や経験・体験が自分に返ってくること。これが喜びです。
今日も読んでくださってありがとうございました。