10月になりました。
教科書は、下巻に入りました。
3年生では、『ちいちゃんのかげおくり』の学習が始りました。実は、ちいちゃんの授業するのは初めてなんです。自分も小学生の時に習った物語文を自分が授業をするなんて・・・。
ワクワクしますよね。初めてだから、どんなところに重点を置いて授業しようかな。どんな活動をしようかな。教材研究しながら、頭の中でイメージしていました。
光村図書の教科書では、『ちいちゃんのかげおくり』を通して、2つのことを学ぶと記載されています。
- 場面の移り変わりを意識して読む
- 物語の感想を書く
学習の終わりに、感想を書く活動をもってくる。感想を書くためには、場面ごとにちいちゃんの感情をおさえたい。そういうことで、共感マップを使って授業を展開していくことにしました。
視点を持って読む
共感マップの説明は、他の記事で書いているので、詳しいことは割愛します。
共感マップにまとめるためには、主人公が「見た・聞いた・言った・した・思った&感じた」ことを意識して読むようになります。単に読むから目的を持って読む練習になります。
楽しい所からこわい所へ・・・
戦争の最中のお話。
子供たちにとっては、イメージしにくことも多々あるので、所々時代背景の説明を加えながら、授業を進めていきました。
お父さんが、戦争に行くことが決まり、お墓参りへ行く。始まりは、そこからです。
「かげおくりができそうな空だな。」
お父さんの唐突な言葉で、かげおくりというものを知ってちいちゃんとお兄ちゃん。
お母さんも出征する夫のことを考えて、一緒にかげおくりをしようと誘います。
4人で行ったかげおくり。
これが、記念写真となった。
ここから、状況は一変していきます。
爆弾や焼夷弾積んだ飛行機が、空を飛び交うようになる。楽しい空から怖い空へとなります。
子供たちの意見からは、「お父さん、頑張って!」という考えが出ました。その一方で、お父さんがいなくなったことが困るという考えも出ました。
良かったこともたくさん挙がりましたが、ここからどんどん悲しい状況へ移っていくことを子供達に伝えて、1場面の授業は終えました。
今日も読んでくださって、ありがとうございました。