今年度は、学年主任をさせていただきました。
学年主任をするには、これで4回目です。
学年主任をする時に、意識して3つのこと紹介します。
①オープンにする
小学校の場合、学年主任もクラス担任をすることが多いです。「主任の先生は、何をやっているのだろう?」特に若い時は、気になります。僕も気になっていました。でも、学校の先生って、手の内を隠す習慣があるんですよねぇ。
小学校の場合、殆どの授業を担任が行うので、隣のクラスは、何をしているのか分からない。そんなことは、ざらにあります。技は盗め。確かに、そうなんですけど、時代錯誤です。ベースとなる力は、教える。費用対効果を考えると、若手育成にはその方がいい。
僕は、どんな授業をするのか。どんな板書をしたのか。オープンにしています。見学したいなら見に来ていいよ。
毎回自分が納得している授業をしているわけでもないですが、見たいならいいよと言いています。
役立つこともあるだろうし、そうでないこともあるだろうけど、隠す必要はないと思っています。そんなことよりも若手がどうやったら成長するのか。そこが大事だと思っているので、余すことなく公開しています。
②引き出す
「何をしたい?」「どうしたい?」などよく質問します。学年のことやクラスのこと、行事のことや授業のことなど根幹に関わることに関しては特にです。どんなことをしたいのか。なぜそうしたいのか。どのようにするのか。打ち合わせをしながら、考えを聞いていき、一緒に組み立てていきます。時間が掛かってしまうこともあります。
側から見ると無駄な時間に思われてそうですが、コミュニケーションの質と量が、人間関係に大きく影響を与える。チームとして機能するには、相手の思いや考えを知っておく。そのために、僕はたくさん質問します。
③姿を見せる
教師は、クリエイターであり、ファシリテーターであり、パフォーマーである。
最近、僕がよく思っていることです。授業というコンテンツを創り出し、授業の中では子供たちの考えを引き出したり、調整したりしてある方向に導く。教えたり、説明したり、時には文章を書いて相手に伝えたりと多様な業務を行うことが求められます。
その多様な業務の全てを教員がする必要はなく、外部など任せていくなど仕事内容を精査していく必要は多いにあります。そういう面での働き方改革は、大いに賛成です。
ただし、僕たち教師の最大の仕事は、授業です。授業作りに関しては、手を抜いてはいけない。より良い授業にするために、自分自身が学ぶ。そして、やってみる。僕も試行錯誤している姿を見せるようにしています。
まとめ
働き方改革により、早く帰宅しよう。
それは、そうですけど、「早く帰ること」が目的ではない。教師という仕事に、働きがいを感じながら働く。働きがいを考えるような取り組みをしていく必要がある。僕たち先生が、働きがいを感じながら子供たちと学校生活を送る。
まずは、自分自身がそんな教師でありたい。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。