眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

物語文の授業で押さえる5つのポイント

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勤務校では、感染症予防対策として換気や消毒、密集しないように工夫をしながら授業を行なっています。

昨年度に引き続き、今年度も3年生の担任をしています。連続して、同じ学年をする。

同じ内容を授業するから飽きるのでは!?

そんな質問をされます。

でもね、1年経つと変わるのです。

それは、自分自身が成長するのです。

 

レベルアップをして、同じ教材を用いて授業をするわけです。切り口も変わるだろうし、何よりも場をつくるスキルが向上しているので、子供たちの発表の量も質も上がります。これは、同じ教材を授業すれば、より顕著に感じることができる成長です。自分自身が、成長を感じることができるのだから、自信に繋がるのです。

 

物語文の5つのポイント

今日から、『きつつきの商売』というお話の学習に入りました。物語文の学習をする時、最初にすることは決めています。それは、物語の内容を一文にまとめることです。

まずは、物語文を読む時に押さえるポイントを伝えます。登場人物・時間・場所・出来事・登場人物の気持ちの5つです。

この5つのポイントに線を引かせながら、範読をします。読み終わった後に、5つのポイントを確認していきます。

 

内容を掴む

このお話の場合は、このような形になりました。

  • 登場人物:きつつき・野兎・野鼠の家族
  • 時間:午前中
  • 場所:おとや・ぶなの森
  • 出来事1:きつつきがお店を開く。
  • 出来事2:音を聞かせる=商売

きつつきの商売では、登場人物の気持ちを直接描いていません。単元の目標にあるように想像することが求められています。だから、初回の読みでは、敢えて尋ねることはしませんでした。

 

一文にまとめる

5つのポイントを確認したうえで、きつつきの商売を一文で書き表すことを、本時のまとめとしました。5つのポイントを使って、このお話の内容を紹介する。この活動で、誰がどのくらい読めるのかが、一目瞭然となります。ポイントを織り交ぜて書けているのか。読み取る力が、顕著に分かります。

ここで、子供たちの理解度を把握しておくと、次回からの場面読みでの指導の度合いが変わり、結果内容理解がより良くなるのです。

 

今日も読んでいただきありがとうございます。