毎週行っている初任者研修も今日で30回です。
僕からテーマを決めて行うこともありますが、基本は、週初めに「何したい?」という初任者への問いかけから始まります。お題をもらって木曜日を迎えるサイクルを続けてきました。
今週のお題
今日のお題は、「算数の授業の振り返り」でした。先日、僕が年休を取ったので代わりに算数の授業をしてもらいました。単元は、「掛け算の筆算」です。その1時目をやってもらいました。初めてのことですから、前々日くらいに模擬授業を見せてもらって、修正箇所を伝えました。そして、本番・・・。本人としては、上手くいかなかったそうです。「その授業の振り返りがしたい!」ということで、今日の初任者研修で取りあげました。
二つの質問
今日の研修で、聞かれたことは、2つです。
①どこに焦点を当てるか
②振り返りの質
①どこに焦点を当てる?
算数は、得意な子供とそうでない子供がハッキリ分かれます。本校では、教科書で学習する算数の授業では、一斉授業を行なっています。
つまりに、習熟度が混在する一斉授業です。
授業を工夫しないと、得意な混在子供にとっては、分かりきったことを確認している時間となってしまいます。
僕の場合、中心の活動は算数が得意な子供に焦点を当てるようにしています。本題に行くまでの過程においては、誰しもが発表して参加できる雰囲気作りを出します。でも、この時間に一番考えて欲しいことに関しては、敢えて難しい問いかけを用意します。
②振り返りの質
授業の終わりに行う振り返り。
どんなことを求めるのかを問われました。
算数の場合、「〇〇ができるようになった。」
このような振り返りが、非常に多いです。
算数は、できるようになることが、明確の為にこのような振り返りに成らざるを得ないでしょう。1時間の中に、できるようになったことが見つかることは、良いことです。
まとめ
算数の授業は、自分の型を作りやすい教科。
「はじめ・なか・おわり」の構成で、組み立てる。そして、それを継続させることが効果的ですね。ちなみに、僕の場合は、「計算・本題・練習・振り返り」の構成をずっと回しています。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。