「自由研究をしてみない?」
年末に会った時にメンターからお誘いを受けました。自由研究って、小学生が夏休みの宿題で出されるものですよ。地域によって違うのでしょうが、自分が小学生の時に取り組んだ記憶はありません。
でもまぁー、自分が興味のあることを掘り下げていくことは、楽しい。何を取り組もうかなと、年末考えていました。その時に、本屋さんに置いてあった小冊子に目が留まりました。
それは、NHKの「100分de名著」を宣伝するものです。番組は、見たことがないのですが、名著を25分×4回で読み解いていく内容です。冊子には、番組開始から10年の間に読み解いてきた本を年表で紹介されていました。
名著と呼ばれる作品は、読んでは見たいけど、難解であったりするために、ひとりで読むにはハードルが高い。それ故に、この番組が人気なのでしょう。
仲間がいれば、少しずつでも読み進めることができるのではないかと思い、自由研究のテーマとして、名著の読書会をすることに決めました。
ニーチェを読もう
僕が選んだ本は、ニーチェの『ツァラトゥストラかく語りき』です。この本を選んだきっかけは、伊坂幸太郎さんの最新刊『ペッパーズ・ゴースト』の中で、登場してきたからです。作品の中で、ニーチェの言葉がたくさん引用されており、それがアクセントとなっているからです。
ツァラトゥストラは、幾つかの出版社から販売されていましたが、河出文庫から出ているものを選びました。文庫サイズで560ページを越える読み応えのある1冊です。ひとりで読むと、挫折しちゃいます。きっと。1回目の読書会に向けて、序説まで読んでおこうと決めました。
読書会
日頃行っている読書会は、事前に読まずにその場で一緒に読むようにしています。しかし、名著の読書会は、事前に指定箇所まで読んでおき、そこから話をするようにしました。それは、本を通したお喋り、対話を楽しみたいと思ったからです。
Zoomを使って、読んだ感想を伝えながら、1時間ほどお喋りをしました。僕は、記録がてらマインドマップを描きながら話をしていました。
序説に、有名な「神は死んだ」というフレーズが出てきています。また、繰り返し語られる「愛するとは」・「創造するものは道連れをもとめる」というフレーズについて話しました。僕は、「創造するものは道連れをもとめる」という言葉が、すごく気に入りました。今の心境にピタッとハマったのです。
半分くらいは、本から派生した脱線話だったけど、それもまた面白い。まだ38ページ。終わりを迎えるまで毎週読んで、対話を続けていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。