本との出会い。
読書をするきっかけは、人それぞれ。
僕自身、本を読む事で沢山のことを学んできたし、たくさんの人と出会うことがでました。これは、現在進行形です。「出会えて、良かった」と思える本が沢山あると同時に、「子供の時からもっと本を読んでいれば良かった」と思うこともあります。だから、僕は子供たちに読書を積極的に勧めています。
そこで、どのような工夫をして、子供たちへ本との出会いを演出しているのか紹介します。
授業と関連付ける
授業で学んでいることに関係する本を図書室から借りてきて、教室に置いています。例えば、今国語の『ありの行列』を学習しています。いわゆる、科学読み物です。ですので、『ファーブル昆虫記』や『空想科学読本』を並べています。ただ置いていても手に取ってくれないので、授業終わりに少し読み聞かせをすると、続きを読みたくなって、自分から読み出す子供がたくさんいます。
先日、『空想科学読本』の1部を読みました。内容は、「ジャイアンの声でガラスが割れるのか」というものでした。小学3年生には、難しい内容ですが、馴染みのあるジャイアンの事柄だったので、子供たちは興味深く聞いていました。
スーパーヒーローを紹介する
伝記もたくさん置いています。
僕自身も、小学生の時に漫画版伝記をたくさん読みました。ライト兄弟や徳川家康が記憶に残っています。伝記の良いところは、困難と出会い、その困難に立ち向かい、克服して成功するサクセスストーリーが描かれていることです。そして読書の利点は、追体験ができることです。歴史上の人物であったり、成功をおさめたスポーツ選手の伝記を読むことは、自分の中に多くの成功体験をインプットすることができます。多くの物語を自分の中に所有する。これは、人生を豊かに生きるために大切なことではないかと僕は思っています。そのきっかけとして、伝記は、うってつけです。
知識の入り口は漫画
僕は、ドラえもんが大好きなので、ドラえもんの学習漫画をたくさん教室に置いています。学年は、関係ありませんが、入門書として学習漫画は、役立ちます。歴史なども概要掴むには、最適です。何故なら、漫画繰り返し読んでも飽きないから。イラストの効果は、絶大です。僕自身も、中高時代に横山光輝さんの『三国志』を繰り返し読んで、その時代に興味を持ち、大学では中国史を学ぶ学科へ進学しました。学習漫画だけでなく、『こち亀』からもたくさんの知識を学びました。漫画からも学ぶことは、たくさんあります。
まとめ
3つの工夫を紹介しました。
いささか、図書館司書の方からすると邪道なような工夫かもしれません。でもまず子供たちが本を手に取る機会を増やしたいのです。読書をすることが、人生に彩りを与える。そう思える子供が、一人でも増えるように、今年も子供たちへ読書の素晴らしさを伝えていきます。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。