眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

共通すること、違うこと、そこに気づくことができる人

夏休みは、読書加速期間です。

本に触れ、知識を得て、頭をぐるぐる回す。

考えることに意識が向いています。

こういう時に出会う本は、どこか繋がりが生まれてきます。年に何度か、一見関係のない本同士から共通するものが、得られる体験をします。今回のテーマ、選択です。選ぶことの大切さなのです。

 

これからの学校


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「未来の教室」をご存じでしょうか。

経済産業省は「未来の教室」とEdTech研究会を立ち上げ、デジタル技術を活用した新たな教育の提言として、「未来の教室」ビジョンをまとめています。 つまり、未来の教室とは、これからを担う子どもたちの能力育成のため、EdTechなどを活用した教育を模索する取り組みのことなのです。

 

経済産業省が、舵を取って行っている「未来の教室」というプロジェクトは、踏み込んだ提案をしています。直ぐに実行されていくもの、議論される必要があるもの。現場からすると、行き過ぎた提案と感じる部分もあります。但し、考えていく価値のある提案であることに変わりはありません。このようなことを経済産業省が行っていることも大きいかと思います。やはり、国を創るのは教育。産業を産み出していく上で、人材を輩出していく根幹を担っている教育の部分に、危機感を感じている。教育のことは、文科省だけで考えるのでなく、国全体で考えていく必要があります。


さて、この「未来の教室」を基に、勤務している若手教員対象に研修を行いました。それは、2030年の学校の姿を考えようです。グループに分かれて、管理職に提案するという形で、2030年の勤務校の姿をプレゼンしてもらいました。プレゼンは、撮影して管理職に見ていただきました。

 

個別最適化協働的な学びでした。テクノロジーを活用した個に応じた学び、誰かと協力して課題解決していく学び。これがポイントになってきそうです。

 

選択する経験

みんな同じことを同じように学ぶ。

日本の教育は、平均的な能力を高めていくことで人材を育成してきました。時代が移り変わり、みんな一緒よりもそれぞれの得意な部分を伸ばしていこうというスタイルへの変更が求められています。

 

用意されているものをこなしていく所から自分で選択することが求められるようになるのです。選ぶということは、何かを捨てるということです。これは、簡単なように見えて、難しい。特に、選ぶ経験をしてきていない子供にとっては、なにを選んだらいいのか悩むようです。

 

夏休みに入って2週間が経ちますが、子育てに関する本やアンガーマネジメントに関する本、大人の生き方に関する本など様々なジャンルのものを読みましたが、どれも選択することの重要性を説いていました。選べない人が多いのでしょう。

 

それでも、人生は選択の連続です。

1日の間に人は無意識にでも大量の選択を行なって、生活しています。ここに意識をおくこと。なぜ選んだのかを言語化する。子供の場合、まずは選択させる、そして選んだ理由を問う。これを繰り返すだけでも、選択する力は、伸びていくことでしょう。

 

まとめ

本には、自分が困っていることに対する答えが書かれています。幾つかの書籍を読めば、大概のことは、解決するものです。複数の本同時読むことで、共通項に出会うこともあれば、違いに気づくこともあります。これが、読書の醍醐味です。本を読んで、自分の知識の幅と思考の奥行きを広げる。僕自身、その楽しさと面白さが感じられるようになったから読書が趣味になっています。一人でも多くの人に、読書の楽しさを感じて欲しい。こう思っているからこそ、職場の若手には、必ず本を読めと伝えています。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。