以前の記事で紹介しましたが、スーパーマーケット見学に行って来ました。
クラス毎に見学へ行ったので、社会科を担当している僕は、2回見学をしました。店員さんが、青果コーナーや鮮魚コーナー、惣菜コーナーなどを説明をしながら店内を案内してくださいました。そして、バックヤードも見せていただけました。大きな包丁で野菜を切っているところ、魚を捌いているところ、冷凍庫の中など普段は見ることが出来ないところまで見せていただき、子供たちは五感でスーパーマーケットを感じていました。
最後は、20分程店内を自由に見学する時間を取りました。働いている店員さんに質問する子も入れば、買い物に来ているお客さんにインタビューしている子もいました。これも、現地に行かないと出来ない経験です。
僕は、子供たちがどんなところを見ているのか店内をウロウロしていました。
すると、女の子2人が、上を見上げていました。見ていたのは、看板です。ここには、何が置いてあるのかを示すものです。彼女たちは、教科書でお店の工夫として、看板が天井から吊るされていることを知っていたようでした。
どうやら、看板の形が気になったようです。
場所を移動しながら、看板を眺めていました。
そして、嬉しそうな表情で教えてくれました。
「先生、この看板が三角なのは、どの角度から見ても置いてある品物が分かるようにするためだと思う。スゴい工夫!」
観察して、不思議に思って考える。彼女たちの観るが育っていることに驚きました。これは、写真では気づきにくいことです。やっぱり自分の目で確かめることの大切さを感じました。彼女たちは、きっと家族と違うスーパーマーケットへ行った時に、看板を見ると思います。教科書などで知ったことよりも自分で見つけたことは、ずっと記憶に残るものです。
今回スーパーマーケットと交渉して、見学させてもらって良かったと思う瞬間でした。
地域教材を扱う社会科の単元では、実際の場所に行き、それを自分の目で確かめたり、そこで働いている人と出会うことが特に重要です。
可能な限り子供たちと、地域を実際につなげる機会をつくっていきたいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。