学習した内容をまとめる。どの教科でも行うことがあると思います。
僕は、シンプルに表にしたり、図を使ったりします。思考ツールの中でもまとめることに適したものがあるので、それでも構いません。これまでバラバラだった学習内容をツールを活用することで、視覚的に分かりやすくなるのです。
分かりやすくするために、学習した内容をもう一度自分で確認したり、整理したりするから記憶に定着しやすくなります。また、整理する時には、短い文で言い換えるので、簡潔に書く力が養われるのです。だから、まとめをすることが大切であると言われています。
そうなると、効果のあるまとめと、そうでないまとめが生まれます。効果のあるものは、学習した内容を咀嚼して、再び表現することです。一方、そうでもないまとめは、ノートに書いていることをそのまま書くこと。
子供たち自身が、まとめるという活動の意味を自分の中に持っていないと、単なる活動になってしまう。子供たちの内側から、「多くのことを学習したから、ちょっと整理しないと分からないなぁ」という気持ちが生まれて来ないと、やらされているだけとなってしまいがちです。
そのためには、まとめることの先を設定する。
例えば、まとめたことを発表する場を設定したり、まとめたものを掲示したりする。もしくは、まとめ方自体を子供に委ねる。文章だけでもいいし、ポスターにするのもいいだろうし。
まとめる方法も指導していきながら、子供たちの中で使える技を増やしてあげる。ここは、教えることです。型を教えていくことは、教師の役割だと僕は思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。