眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

【探究の、その先へ】就実小学校 授業研究発表会のご案内

勤務校である就実小学校にて、

**2月10日(火)**に授業研究発表会を開催します。

 


平日の開催ではありますが、翌日は祝日。

少し足を伸ばして、探究の「今」と「その先」を一緒に考えてみませんか。

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① 授業公開|探究を軸にした10本の実践

当日は、全10本の授業を公開します。

本校が大切にしてきた「探究的な学び」を、さまざまな形でご覧いただけます。

 

● 教科探究

単元デザインにこだわった、教科の中で探究する授業です。

● QUEST Time

異学年で構成された縦割りグループによる探究学習。子ども同士が学び合う姿が見どころです。

● WONDER Time

一人ひとりがテーマをもって取り組む個人探究。

「好き」や「問い」から学びが広がる時間です。

※ 私自身も、3年生・社会科の授業を公開します。

 

② 特別講演|前多先生が就実小学校へ!

特別講演には、YouTubeチャンネル

**「Johnny MAETAの超絶簡単ICT活用」**でおなじみの前多(まえた)先生をお迎えします。

青森県から就実小学校へ。

前多先生の講演を直接聞ける機会は、西日本ではとても貴重です。

  • 前多先生に会ってみたい方
  • ICT活用に関心のある方
  • 探究とICTのこれからを考えたい方

ぜひ、ご参加ください。

 

③ 授業づくりワークショップも開催!

午後は、授業づくりを深めるワークショップを予定しています。

ALCApple Learning Coach)資格をもつ本校教員による
 探究・ICTに関するワークショップ
講師・前多先生による
 「超絶簡単Gem活用ワークショップ」

 

「すぐに使える」「明日やってみたい」

そんなヒントがたくさん詰まった時間になるはずです。

 

④ お弁当にも、就実らしさを

実は、お弁当にもこだわっています。

当日のお弁当は、

縦割りグループの児童がメニューを考えて作られたもの。

どんなお弁当なのかは、当日のお楽しみです。

 

 

探究の、その先へ。一緒に学びを楽しみましょう

 

2月10日(火)、

ぜひ就実小学校で、子どもたちの学びと、授業づくりの可能性に触れてください。

 


👉 お申し込みはこちらから

【申込受付中】第3回就実小学校授業研究発表会-探究の、その先へ- | 就実小学校 - グローバル社会を豊かに生きる

色んなことを知っている、ように見える理由

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「色んなことを知っている」「何でも聞いたら知っている」

そんなイメージを僕に対して持っている方が、一定数いるようです。

けれど、決してそんなことはありません。

 


知っていることは限定的ですし、知らないことは、もちろん知りません。

自分にとって必要だと思えば調べますが、そうでないと感じたことを、無理に調べることもしません。

 


ただし、興味を持ったことに対しては、横に広げて調べたり、縦に掘り下げて調べたりすることは、よくあります。

音楽や小説は、その代表です。

 


僕の場合、「人よりもハマりやすい」という表現が、いちばんしっくりくる気がします。

ハマると、とことん探り出します。

それを近頃では、「沼る」と言うそうですね。

 


ハマったら抜け出せないから、沼る。

言葉の進化、いや、日本語は本当に面白い。

 


要所要所でハマって、沼る。

そこから這い上がって、またハマり、また沼る。

振り返ってみると、僕の後ろには、偶然落ちた沼や、自ら飛び込んだ沼が、いくつも残っていそうです。

 


他人から見ると、その沼の残像が見えて、「この人は色んなことを知っている」と映るのかもしれません。

ただ、沼にも種類があります。

 


心地よい沼。

飛び込んだものの浅くて、怪我をしてしまう沼。

そして、深すぎて抜け出せなくなる沼。

 


幸いなことに、僕自身は、深すぎて抜け出せない沼には、まだ遭遇していません。

人によっては、そうした場所が楽園となり、居場所になることもあるでしょう。

一方で、それがギャンブルのようなものであれば、私財を投げ打ち、人生を破綻しかねない状況にもなります。

 


ずっと沼り続けられるものに出会えることも、一つの幸せでしょう。

ただ、僕は「広く、心地よく沼る」タイプです。

欲張り沼、と言えるのかもしれません。

 


ところが最近は、「沼れるものがあること」そのものが、誇らしい風潮になってきたように感じます。

いわゆる、推し活です。

 


推せるものが自分の中にあることが、尊い

自分の「好き」を表明しにくい世の中だとしたら、何だか息苦しい気もします。

他人がどう思うのか、これを支持するのが正解なのか。

選択肢が多い現代だからこその、贅沢な悩みとも言えますが、その分、苦しんでいる人がいることも想像できます。

 


これだけ選択肢があるのですから、みんなが同じものを見ている方が、むしろ稀でしょう。

現代において、前日の夜に同じテレビ番組を見ていた人が、クラスにどれくらいいるのでしょうか。

同じものを見た、という方が少ないはずです。

 


そんな状況で、子どもたちは何を共通話題にして会話をしているのか。

きっと、僕が子どもの頃とは、まったく異なるコミュニケーションを取っているのでしょう。

ここを掘り下げていくのも、なかなか面白そうです。

社会科学者の方々にとっては、まさに研究対象なのでしょうね。

 


40代の僕は、「広く浅く、ところによって深く探る」ことを是としています。

では、10代の子どもたちは、どのように情報を集め、何に沼っているのか。

急に、気になってきました。

 


娘や息子に、探りを入れてみようと思います。

さて、教えてくれるでしょうか。

 


今日も、読んでいただき、ありがとうございます。

「アホちゃいまんねん パーでんねん」から始めた社会科

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アプリが教えてくれました。

2年前の今日に撮った写真だそうです。

 


2024年1月7日。

場所は兵庫県明石市明石城跡での1枚です。

 


前日に、関西学院初等部で開催された「授業のUD研究会 in 関西」に参加し、その翌日、岡山に帰る途中で明石を観光したときに撮りました。

 


この研究会に参加し、宗實先生の社会科の実践をお聞きして、大きな衝撃を受けました。

「自分がやっていた社会科の授業は、いったい何だったんだ……」

そう本気で思いました。

 


研究会に参加する前から、宗實先生の書籍を通して、どのような実践をされているのか、どのように授業を構想されているのかは知っていました。

しかし、直接お話を聞き、書籍だけでは分からなかった行間や、宗實先生の社会科にかける想いに触れたことで、その印象はまったく別物になりました。

 


このとき、マンホールのことや年賀状のことも紹介されていて、身の回りのものの「見方」そのものが変わったことを、今でもよく覚えています。

 


教材を開発し、子どもに考えさせ、思考がどんどん深まっていく授業実践を目の当たりにして、研究会の帰り道、正直なところ、かなり凹みました。

自分は本当に「考える社会科」の授業ができていたのだろうか、と。

 


この日を境に、僕の社会科との向き合い方は大きく変わりました。

自分の足で現地を訪れ、教材になりそうなものを見つける。

気になったことは、とことん調べる。

必ず参考文献にあたる。

 


やり始めてみると、これが面白くて、気づけば今に至っています。

おかげさまで、アンテナを張ると情報を集めるコツのようなものも、少しずつ掴めるようになってきました。

 


岡山でバナナを栽培されている農家さん、

黄ニラを栽培されている農家さん、

西粟倉村で木材を活かしたビジネスをされている方々、

牛窓でヒジキを採っている方――

本当に、さまざまな方と出会うことができました。

 


だから、1月7日は、僕にとっての記念日です。

社会科に、本気で向き合うようになった日。

 


その意思表示として、写真でとったポーズが、

「アホちゃいまんねん パーでんねん」。

 


何も分からないから、ここから勉強しまっせ、という気持ちを込めました。

今でも、面白そうなことばかりに飛びついて、相変わらず“パーでんねん”かもしれませんが、それでもこの2年間で、少しはレベルアップできたのではないかと思っています。

 


今年も、さらなるレベルアップを目指して、ガンガン学んでいきます。

 


今日も読んでいただき、ありがとうございました。

冬休みの終わりに、父として思ったこと

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3が日も終わりました。

今日は、日曜日なのでまだ休みです。息子が年末から体調を崩しているのをもらったのか、僕自身も風邪気味です。2日の夜に、岡山に帰って来たのですが、昨日はお昼から夕方まで布団でゴロゴロして過ごしていました。

今日も、まだ不調が続いています。昨年もそうなのですが、年末は体調を崩しやすい。こんなことを書いていました。

昨年同様、肩周りや背中が痛いです。締め切りを抱えているため、睡眠も浅くなっています。

年中、イベントや締め切りに追われているこの生活から、どうにか解放されたいと思っています。仕事の内容を変えるか仕事を断るか、はたまた働く場所を変えるのかを真剣に考えたいなと思っています。

教える父として過ごした、冬休みの一日

今日は、1日自宅で過ごしました。

息子も娘も、1月6日(火)が3学期始業式です。

故に、冬休みの宿題の追い込みをしていました。

家にいると、午前中に娘からは、数学の図形の証明問題について教えて欲しい言われました。中学校の数学は、まだ解けるので説明できます。

 

午後からは、息子の書き初めに付き合いました。6年生のお題は、「新春の風」となかなか難しい字です。用紙を10枚持っており、7枚書いた時点で息子は上手く書くことができずに、清書になる作品は一つもない状態でした。ここから、僕が書き方を指導することにしました。息子は、僕が書道ができることをあまり理解していなかったようです。一応、小中学の9年間書道教室に通っていたのである程度は書くことができます。残り3枚で作品を仕上げ、僕が名前のお手本を書いて清書2枚を完成することができていました。作品の出来栄えに、息子は満足していました。

 

書き初めが終わったら、夕方近くになっていました。こうやって、我が子のやっていることに関われる時間は、どんどん減っているんだなと思います。二人とも部活や習い事が忙しいので、一緒に出かけることは、数少ないです。中学生や高校生になると、友達と出かけることの方が楽しいでしょう。我が子と一緒に何かをする、関われる時間は、然程多くないなぁと改めて思います。大したことをしていない父親なので、家族には申し訳ないと思うことばかりです。後悔するくらいなら、しっかり関わらないとな。

 

そんなことを思った2026年初めての日曜日でした。今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

つくって、試して、また考える 異学年QUEST Timeで生まれた新しいスポーツ

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勤務校では、探究学習の一つの形態として異学年での探究学習にも取り組んでいます。それをQUEST Timeと呼び、基本として週に1時間行っています。

 

この取り組みを始めて、今年度は2年目となりました。1年目となる昨年度は、学園の120周年ということもあり、学園内を繋ぐことを意識した取り組みを行いました。

そして、2年目となる今年度は外部との繋がりを意識して取り組むことを目標に掲げて、どのグループも活動しています。切り口であるテーマは、グループそれぞれです。僕が担当しているところは、スポーツをテーマに探究しています。ちなみに、その他のグループは、健康や食、環境などを扱っています。

 

スポーツで何を探究する!?

外部と繋がること、そしてスポーツというテーマで何を探っていくのか。僕にとって、ここが課題です。見通しを作って行くために、自分自身がスポーツについて探っていきました。

 

書籍は、この2冊を読みました。そして、スポーツ庁のサイトも隈なく目を通しました。教師も子供と一緒に探究する姿勢、これが大事です。子供に委ねる部分が多いのが探究ですが、教師はただ見守るだけでは、進んでいきません。特にグループでの探究活動は、教科学習同様に教師側に、目標であったり、ゆるい方向性がないと進んでいきません。方向性を持つという意味合いでも、教師自身が探究していくことが大切なのです。

以前の記事で、グループで話し合いをして新しいスポーツを考えるところまで記していました。この後、話し合いと実験、修正を繰り返しを行ってそれぞれ新しいスポーツを作ることができました。何かを作るには、時間がかかる。しかも、異学年だから尚更です。教科学習に比べると、こちらの裁量で計画を立てられる探究学習は、じっくり話す機会を設けることが大事なのだろうとやっていて思います。僕自身は、それぞれのグループの動向を見ながら、アドバイスをしたり、時には話し合いに入ったりしていました。子供たちが、選択して決定する。あまりにズレている時は、声をかけるくらいの関わりです。

 

2学期終了時には、どのグループもスポーツが出来上がり、そのスポーツを楽しむ上で必要な説明書も完成しました。3学期は、発表会に向けて準備していきます。祭りの準備と本番です。楽しいこと間違い無しです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

雪の天橋立と、2026年のはじまり

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2026年が始まりました。年を重ねるごとに、新しい年を迎えるときのワクワク感が、少しずつ薄れてきているように感じます。

元日は、日本三景の一つである天橋立を訪れました。雪が舞う中、股のぞき台から砂州と松並木を眺めましたが、雪混じりの雨で地面がぬかるんでおり、松並木をじっくりと味わう余裕はありませんでした。足元の水たまりに気を取られるばかりだった、というのが正直なところです。

次に訪れるとしたら、やはり夏のよく晴れた日がいいですね。

 

仕事始めまではまだ時間がありますが、締め切りを抱えている仕事もあり、どこか落ち着かない気持ちで新年を過ごしています。それでも今年も、2月には勤務校の研究発表会で授業公開を行う予定です。指導案を書くなど、週明けから少しずつ準備を進めていきたいと思います。

 

ぼちぼち、2026年を始めていきます。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

身近なまちに眠る教材を探して ― 倉敷探検記

終業式を終えて、12月25日、26日は一応勤務日。

25日は、出勤して3学期に向けての準備をしてきました。26日は、近くの学校で開催された生成AIの成果報告会と学習会に参加してきました。

そして、12月27日からは冬季休業日です。

 

教材研究がてら、倉敷へ行ってきました。倉敷へ行ったのは、10月以来です。早速、いつも撮ろうと思って忘れていた水島臨海鉄道のマンホールを見に行きました。水島臨海鉄道は、まだ乗ったことがないので、来年は乗ってみようかなと思っています。

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八角の園舎で出会った、教科書の時間旅行

まず、1つの目的を果たした後は、歩いて美観地区方面へ、美観地区の中は午後から行くことにしていたので、美観地区を通り過ぎて倉敷市庁舎までやってきました。この建物も趣があって素敵ですが、僕がここに来た目的はこちらです。

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倉敷市歴史民俗資料館です。大正時代に建てられた幼稚園の園舎を再利用して、幕末から現代までの教科書や、教具、農具が展示していました。八角形の園舎、岡山市立中央図書館の隣にある八角園舎と同じだなと思いつつ、中に入りました。

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入り口には、ピアノがありました。何とこのピアノ、昭和9年に現上皇陛下が御生誕された記念に作られたものだそうです。全国で24台しか製造されなかったものだそうです。現存しているのは、これだけ。今年、修復されて来館された方は誰でも弾くことができます。


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中に入ると、幕末の寺子屋時代から明治、大正、昭和と教科書が時代とともにどのように移り変わったのかを見ることができました。展示室の中で最も新しい教科書は、昭和60年のものでした。自分が小学生の時は、確かこんな大きさ教科書だったなと思ってみていました。

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教科書以外にも、学校で使われていたコンパスや三角定規なども展示してありました。石板やクレヨンもきれいな状態です。


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僕が一番注目したのは、昔の社会科の教科書です。ショーケースに入っているものをマジマジと眺めていると、「ケースから出しましょうか?」とスタッフの方が言ってくださりました。

えぇー、良いんですか!

ショーケースから大阪書籍の昭和52年発行の小学5年生社会科の教科書を見せていただきました。著作者に、重松鷹泰・長岡文雄の名前が!内容は、工業の単元が載っていました。今よりも公害に関する記述が多いのが、時代を感じました。貴重な資料を見せて頂いて、本当に有難い限りです。

 

午後からは、美観地区にある倉紡記念館に行きました。


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明治の近代化を支えた製糸業と紡績業。岡山の地でその中心的な役割を担ったのが、倉敷紡績です。この記念館では、明治・大正・昭和・現代という時代の流れに沿って、倉敷紡績がどのような歩みを重ねてきたのかを、当時の資料とともに紹介しています。

ちょうど2学期末に6年生の歴史で明治時代を学習したこともあり、この記念館をぜひ子供たちにも訪れてほしいと思いました。過酷な労働が当たり前だったこの時代において、大原孫三郎が行った社員教育や福利厚生は、当時は理解されない面も多かったことでしょう。しかし、そこには確かな先見の明があったのだと感じます。新しいことや大切だと信じたことに挑戦し続ける孫三郎の精神は、今のクラボウにも受け継がれており、そのことが展示から伺い知ることができました。

 

身近な場所でもたくさんの学びがある。

倉敷探検で学んだことを授業に活かしたいと思います。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。