眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

伝えたいことを書きたい❸

「伝えたいことを書きたい」シリーズ第三弾。

少し時間が空きましたが、今回が最後です。

学級だよりに書いた文章を紹介します。

 

伝えたいことを書きたい①

http://blog.hatena.ne.jp/meganenokagayaki/meganenokagayaki.hatenablog.com/edit?entry=10328537792366282880

伝えたいことを書きたい②

http://blog.hatena.ne.jp/meganenokagayaki/meganenokagayaki.hatenablog.com/edit?entry=10328537792367114860

 

「はじめ・なか・おわり」の構成

文章の構成を、「はじめ・なか・おわり」にしています。

 

はじめ・・・振り返りとお礼

なか ・・・描いた夢の実現ステップ

おわり・・・未来への助走

 

寄り添いマップやエンパシーチャートを書く中で、伝えたいことが明確になります。

文章を書くのが苦手な僕にとっては、この設計図が非常に便利となります。

それでは、学級だよりに書いた文章がこちらになります。

 

翔び立とう新たなステージへ-26人で奏でた時を大切に-

描いた夢の実現に向けて、4月から始まる中学校生活を楽しみにしているけれど、
今日で小学校を卒業するのは、ちょっと寂しいなと思っているあなたへ

夢を叶えるために、一歩を踏み出す気持ちが高まり、中学校生活のグッドスタートが切れるよ。

翔び立とう新たなステージへ-26人で奏でた時を大切に-

君が大人になっていくその季節が
悲しい歌で溢れないように
最後に何か君に伝えたくて
「さよなら」に代わる言葉を僕は探していた
(作詞・作曲…大橋卓弥常田真太郎 スキマスイッチ「奏」からの引用)
 
卒業おめでとう。6C学級だより「奏」は、この歌を聴いてタイトルをつけました。「6C26人と担任である僕で、ワクワクする毎日を奏でたい。そして、卒業式には次へのステージに向かうみんなへメッセージを送りたい」という思いを込めました。そして、今日を迎えることになりました。

 

今年度で6年生を担任するのは、7度目です。26人それぞれが個性豊かな人物、しかも男女関係なく仲が良く、繋がりが強い。クラス目標にした「笑顔があふれ なかまとともに 協力し 夢をつかめ!6年C組」になったなと思います。教室には常に笑顔があふれ、自分達で考えてクラスを良くしようと行動している姿があり、楽しい学校生活を毎日送ることができました。ありがとう。

 

別れの場面、それは必ず訪れるものです。あんなににぎやかだったこの教室も月曜日からは、空っぽ。寂しいよね。中学校という新しい場所には、期待がある一方、不安もあるよね。4月からは、新たな出会いと発見や学びが待っています。まずは、グッドスタートを切って、中学校生活を充実させてください。

 
今日の小学校卒業は、描いた夢を叶えるため、歩みを進める第一歩!ここからが未来への助走が始まります。そこで、僕が大切にして欲しいと考える3つの力があります。
1 イメージする力
2 行動する力
3 あきらめない力

 

1 イメージする力
イメージすることの大切さ。これは、1年を通して伝えてきましたね。「イメージしたことは叶いやすい」この言葉も運動会や音楽発表会、受験などの節目に伝えてきましたね。授業でも「自分のしたいことは何か?」を考えて取り組んだ宝地図の作成、そして一歩踏み込んで「自分はどうなりたいか?」をじっくり考えて書いた卒業文集作りを行いました。文集には、自分のなりたい姿や夢の実現に向けた具体的な行動が書かれています。ふと迷った時には、「なぜ、そうなりたいのか?」自分に問いかけて見てください。そこからまた新しいイメージが生まれるはずです。それを大切にしてください。こうでなければいけないことはないよ。なりたい姿や夢は途中で変わってもOK!考えることが大切です。

 

2 行動する力
イメージしたことを形にするには、やはり行動が必要です。初めは、小さなことから。一歩を踏み出す勇気が大切です。踏み出せば、次は続けること。続けることが、才能を開花させます。1つのことに絞らずに様々なことにチャレンジしてください。才能は、掛け算です。幅を広げて、それぞれの分野を伸ばしていこう。行動する人には、チャンスがめぐってきます。その時にしっかりとチャンスのつかめる人になろう。

 

3 あきらめない力

「あきらめなければ、道は拓ける」夢を叶えた多くの人がこう言っています。この考えは、僕も同じです。僕自身、本気で先生になりたいと思ったのは、高校2年の時です。担任だった社会科の先生の授業を受けて、「自分もこんな風な授業をやりたい!」と思って大学に進学しました。教育実習に行く中で、「自分は先生に向いていないかも・・・」と思い、先生になることをあきらめようとした時もありました。

そんな時に、担任だった先生から実習最終日に「お前は、喋るのが面白いから先生に向いていると思うよ。」という言葉をもらいました。その言葉をきっかけに「やっぱり、先生になろう!」と改めて決意しました。その後も採用試験に合格せずに止めようかなと考えることもありましたが、その度に担任の先生からもらった言葉を思い出し、取り組みました。今振り返ると、あきらめずに取り組んで良かったなと思います。「先生になる」という夢を実現できたことは、僕の中で自信となっています。

みんなにもあきらめずに夢をひとつひとつ実現させて欲しい。夢を叶えることは、そう簡単なことではない。でも困難なことだからこそ、乗り越えた後の楽しさや感動が大きいと思います。
困った時は、小学校の時の仲間に相談してもいいんじゃないかな。共に夢を描いた仲間なんだから。一緒に悩んで、考えてくれるはずだ。勿論、僕に連絡をくれてもいいよ。解決の糸口を一緒に考えるからね。いつまでも僕は、君たちの担任なんだから。

 

4月からは、それぞれの中学校で新しい学校生活が始まります。先生も新しい学校で働くので、みんなと一緒の気持ちです。離れてしまうけれど、それぞれの場所で輝けるようにしましょう。そのためにもイメージを大切にして、努力を惜しまず、あきらめずに行動していきましょう。

 

最後に、みんなが世界で活躍する人物になることを応援しています。大きく成長したみんなに会える日が、今から楽しみで仕方ないです。

 

追伸:新たなステージに向かうみんなへ言葉を贈ります。

唯心所現
心に思っていることは、すべて現象として現れる。描いた夢は、きっと現実となる。未来を切り拓いていくみんなをずっと応援しているよ!それじゃあーまたいつかどこかで会う日まで。

 

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。