このところ、読書も仕事モード。
教育書やビジネス書を中心に読んでいました。
連休前に、小路幸也さんの「東京バンドワゴン」シリーズ最新作『ヘイ・ジュード』を読んで、心に栄養を貰った気持ちになりました。
「やっぱ、物語を読むと自分の気持ちと向き合うなぁ」そして、次に手にとって読んだ作品がこれです。『億男』 川村元気
あらすじ
図書館に勤務している一男。弟の借金を肩代わりしたため、夜はパン工場で働いている。借金が原因で、奥さんと娘とは別居することに。
ある日、商店街の福引きで貰った宝くじが、当選。その金額は、何と3億円!!突如舞い込んできた大金にどうすればいいのか戸惑う一男。
そこで、大学時代の親友であった九十九に相談することに。起業をして大富豪となった九十九を訪ねた直後、三億円と共に失踪。九十九の知り合いを辿りながら、お金と幸せの関係を考えていく一男の未来は・・・。
お金と幸せは両立するのか
親友の九十九と三億円が消えてから、かつての九十九の仲間を訪ねる一男。大金を手に入れた人から聞く、お金と幸せの関係。
お金で買えるものは何か。はたまた、買えないものは何か。さらに幸せとはなんぞや。お金と幸せについて考えさせる作品となっています。
誰しもお金持ちになりたい、幸せになりたいと思っていますが、なかなか上手くいかない。
読みながら、自分自身の「お金と幸せ」について考えてみました。お金は、あるに越したことはない。でも、大きなお金を受け取れるだけの器が自分にあるのかな・・・。
そんな時にふと頭に流れた曲があります。
ベンジーこと浅井健一がやっていたJUDEというバンドで発表した「新しい風」
人間って不思議なんだよね
幸せの中にいると
そのことに気づかないでいる
その逆もありえるけど
だから僕は愛することがしたいんだ
幸せって、見つけるものではなくて感じるもの。いくら探しても見つからない。だって、今の状態が幸せなんだから。それを感じる心が大切なんだろろうな。
幸せとお金の関係。
難しいけれど、どこかで向き合う必要があるテーマ。この作品で、考えさせられました。
今日も読んでくださってありがとうございます。