眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

【読書感想文】仕事力を爆上げする「図解思考」

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読みたい本は増えるけど、読むスピードが追いついていない。そんな9月の第1週目です。

夏休みは、社会科に関する本を中心に読んでいたので、夏休みが終わってから小説やビジネス本も読むように嗜好が変わっています。僕は、のめり込んだらぐっと掘り進めて、飽きたら違う方向を掘って行くタイプです。9月は、社会科の本から少し離れるように読書をしようと思います。

 

さて、今日読んだのは、松田純さんの新刊。

『仕事力を爆上げする「図解思考」』です。

実は、純さんには一度勤務校に来ていただいたことがあります。子供たちに、イラストを通して夢を考える授業をしていただきました。イラスト×夢は、小学生にはピッタリの教材です。

こちらの本は、僕自信大変お世話になりました。自分自身が、仕事に活用しましたし、子供たちにも、イラストとセリフを書かせることを様々な授業で行いました。小学生だと、「絵を描く」ことへのハードルが高くないですし、セリフ化することは、自分の気持ちを書きやすいように思えます。『伝わるイラスト思考』の要素をさらに、バージョンアップさせたのが、『仕事力を爆上げする「図解思考」』です。

それでは、この本から学んだ3つのことを紹介します。

 

①才能ではなく、スキル

純さんは、絵を描くのが上手です。本当に。

講座に参加して、リアルタイムに描かれるイラストを見るとびっくりします。そして、絵を描くことに抵抗のある大人が沢山いることも事実です。絵心がないと思っている大人は多いのです。

 

ただ、純さんが提唱してしているイラストは、見ながら描くと、かけます。そのくらい再現可能なものです。ですから、イラストは、才能ではなく、スキルと言われる純さんの気持ちが分かります。

 

僕もその一人です。

「絵が上手いですね。」

時折言われますが、それは純さんの『イラスト思考』のお陰です。練習しましたから。

「ちょっと描いたら、描けますよ。」

と大人には言っています。

 

描けるようになります。確実に。この本には、多くのイラストの描き方が紹介されています。これだけで、十分価値があります。

 

②感情の言葉×状況の描写

この本は、思考を整理することも1つも目的となっています。日々、忙しさに追われていますよね。僕たち先生は、業務の量もさることながら、関わる人もたくさんいます。自分自身で感情をコントロールしていても、子供との関わりの中で、気持ちが左右されることは、よくあります。それを押し殺しながら仕事をするのは、非常にしんどいはずです。

 

それでは、どこで感情を発散するといいのでしょう。家族に対して、ぶつけますか?クラスの子供たちへぶつけますか?職員室でぶつけますか?

 

きっと誰かに感情をぶつけている時は、視野が狭くなり、不平や不満しか伝えることができていないはずです。その感情を抱いた背景を描写するだけの余裕がなくなっているのです。

 

思考を整理するためには、どうしてそう思ったのかということを理解しなければ、次に繋がらないと思うのです。だからこそ、イラストとセリフの力なのです。

 

今何を思っているのか、感じているのか。言葉にする。しかも、セリフにすることは、言語化すること。客観的に自分の言葉を見ることができます。

 

③思考ツールを描いてみる

何かしたいなぁ。

と思いながらも、なかなか前に進めないことはありますよね。例えば、ダイエットだったり、資格試験だったり。朧げな思いを具体化するには、計画を立てることが大切です。そのためにも、思考ツールを用いることが、有用でしょう。デジタルで作成することも可能です。しかし、目標やそれに伴う行動を考える時は、手描きの方が捗るように思います。この本では、長期目標から1日単位の振り返りまで様々なテンプレートを紹介してくれています。手で描く時間を確保するのは、難しいという方もいるかもしれません。しかし、その時間を確保できる余裕が必要でしょう。それに、描いて見るとわかるのですが、手書きで考える時間は頭が非常にクリアになります。

 

まとめ

イラストの描き方だけでも、思考ツールのことだけでもお腹いっぱいになる1冊です。それをぎゅっと凝縮して両方紹介してくださっているこの本は、かなりおすすめです。まずは、イラストを真似て描くところから始めてみるのがいいですよ。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。