終わりました。
遂に読破です。
毎週水曜日の夜。
名著de読書会と銘打って読書会をしています。
フリードリヒ・ニーチェ著『ツァラトゥストラかく語りき』を課題本として、1年半行って来ました。
2023年7月5日(水)に最後まで読み終わりました。1冊の本をこんなに長い間読んだことは、ありませんでした。そして、誰かと一緒に1冊の本を全ページ読んだこともありませんでした。
全部読んだからと言って、ニーチェの言いたいことが分かったらわけではありません。毎回、疑問をぶつけ合いながら、本文を辿り、ニーチェの考えを推察する。そこから、自分達の生活などに落とし込んで、話し合う。その繰り返しでした。
宗教的な背景や時代のことを考えながら、本を読む。正しい解釈ができているわけではないでしょう。ただ、言葉をもとに、2人でお喋りをする読書会は非常に有意義な時間です。
そもそも、ニーチェを選んだのは、伊坂幸太郎の作品がきっかけだったのです。読み始めてから、「えらい作品を選んでしまった」という後悔もありましたが、読み終えた今となっては、この作品を選んで良かったと思えます。
超人。
高みを目指すということは、どうしても孤立してしまう。でも、孤高の存在となるためには、どうしても避けては通れない過程です。
全565ページを読み終えて、新しいステージへの兆しが見えてきました。
今週からは、新しい本で読書会を行います。
また、苦悩しながら読むような本を選択しています。何の本なのかは、次の機会に。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。