眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

565ページの旅路

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終わりました。

遂に読破です。

毎週水曜日の夜。

名著de読書会と銘打って読書会をしています。

 

フリードリヒ・ニーチェ著『ツァラトゥストラかく語りき』を課題本として、1年半行って来ました。

2023年7月5日(水)に最後まで読み終わりました。1冊の本をこんなに長い間読んだことは、ありませんでした。そして、誰かと一緒に1冊の本を全ページ読んだこともありませんでした。

 

全部読んだからと言って、ニーチェの言いたいことが分かったらわけではありません。毎回、疑問をぶつけ合いながら、本文を辿り、ニーチェの考えを推察する。そこから、自分達の生活などに落とし込んで、話し合う。その繰り返しでした。

 

宗教的な背景や時代のことを考えながら、本を読む。正しい解釈ができているわけではないでしょう。ただ、言葉をもとに、2人でお喋りをする読書会は非常に有意義な時間です。

 

そもそも、ニーチェを選んだのは、伊坂幸太郎の作品がきっかけだったのです。読み始めてから、「えらい作品を選んでしまった」という後悔もありましたが、読み終えた今となっては、この作品を選んで良かったと思えます。

 

超人。

高みを目指すということは、どうしても孤立してしまう。でも、孤高の存在となるためには、どうしても避けては通れない過程です。

 

全565ページを読み終えて、新しいステージへの兆しが見えてきました。

 

今週からは、新しい本で読書会を行います。

また、苦悩しながら読むような本を選択しています。何の本なのかは、次の機会に。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。