今週から夏休みに入りました。
我々、先生にとっては、通知表の作成、個人懇談と、終業式まで忙しかったので、ひと段落です。
「先生って、夏休みがあっていいよね。」
こう言われることもありますが、夏休みは我々にとっては、休みではないのですよ。2学期の準備をしたり、研修があったりと意外と予定は詰まっているのです。今週は、研修三昧でした。
学んだことを即実践
夏休み初日に、Google Workpace for Educationの研修がありました。外部講師を招聘して、オンラインでの研修でした。正直、classroom•jamboard •slides などGoogleのアプリは、授業で使っているので、新しい事を学べるのかなと思っていたのですが、かなりの収穫がありました。iPadのアプリよりもブラウザで使う方が、沢山の機能がある事を知りました。
「データ探索」機能は、凄まじいなぁと痛感しました。この学んだことを定着するために、次の日に予定していた若年者研修の内容を変更しました。
若年者研修1日目
勤務校は、若い先生が比較的多いのです。
僕は、若手の研修担当を仰せつかっているので、夏休みに2日間の研修を計画していました。僕が若年者研修の目的に掲げているのは、互いに助け合って、高め合う関係を築くです。そこで、1日目は、探究活動を体験してもらうことを考えていました。テーマは、小学生はSDGsを学ぶ意味と決めました。
2人ペアを作り、SDGsの17の目標の中から1つを選び、それについて調べて、自分たちの考えをまとめる。そして、小学生がSDGsを学ぶ意味を述べる。最後にまとめを発表する。2時間で発表まで作ってもらいました。元々は、模造紙にまとめてもらう予定でしたが、折角研修でslidesの使い方を学んだので、共同編集で発表スライドを作成してもらうことにしました。
やはり、探索機能を使うことで、伝わりやすいスライドになるので、非常に便利だということが改めて分かりました。
若年者研修2日目
2日目は、授業作りをペアで行いました。
1年生から6年生の国語・算数・理科・社会の中から好きな学年、教科を話し合って選んでもらいました。条件は、Google slidesとGoogle formsを使うことです。これまた、2時間程で話し合って授業を作ってもらいました。1年生の算数「なんばんめ」や3年生の理科「実がなったよ」、5年生の算数「速さ」の授業を作ってくれました。どれも2時間で作ったとは思えない出来栄えでした。特に、1年生の算数を作ったペアの授業は、ブラッシュアップすると、研究授業として提案できる内容でした。ICTを活用した授業作りとして、申し分ないものが作れていました。
まとめ
学んだことを、私たち教員が実践しないと研修の意味は、半減してしまいます。外部講師による研修は、テンションを上げてくれますが、一時的なものです。やはり、継続していく仕組みを作る必要があるのです。そういった所から考えると、若年者研修の2日間は、学んだことを実践するように変更したので、実際に子供たちが使う時の困り感も学べたし、自分が使用することで、その困り感を解消するための指導方法もイメージできたかと思います。また、授業を個人ではなく、共同で作ることの面白さと難しさも学んでくれたと思います。
単に座学ではなく、教師自身が体験する研修を組み立てる。そこから、横のつながりや縦のつながりを強める。教員集団をレベルアップする取り組みになったかと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございます。