眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

魔法の行事作文ワークシート【後編】

魔法の行事作文ワークシートの続きです。

これは、下書き段階です。

 

体験したことを整理すること、体験を通して自分の感情の変化を表現すること、そして次に繋げることができるのが、魔法の行事作文ワークシートの良さです。

 

これをもとにして、言葉を磨きます。

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言葉を工夫しよう

下書きから清書へ移る前に、どんな指導を入れるか。ここで指導がないと、下書きの意味は薄れてしまいます。

この授業で、僕が指導したことは、言葉を工夫しようです。至ってシンプルなことですが、内容はそうでもないんですよ。

「工夫って何するの?」

めあてを示して、めあての内容を子供に問うのです。特に、よく使う言葉に関しては、その授業での定義を確認します。普段何気なく使っている言葉こそ、共通認識を持った方が良いのです。自分の普通と、他人の普通は違うのです。

さて、この授業における工夫とは、いつも使わないことをするということになりました。

 

制限があるから思考する

工夫を促すために、ルールを決めました。

今回は、4つです。

  1. 「〜と思いました。」を使わずに気持ちを表現する。
  2. 間接表現を使う
  3. 火の様子を音を使って表す

 

「〜と思いました。」を使わない。これだけでも子供にとっては、厳しいルールです。気持ちを表現するのに、「楽しいと思いました。」とか「またやりたいと思いました。」などが使えないのです。だから、考えないといけない。

楽しい気持ちを別の表現で表す。比喩や例えを使うようになります。これは、間接表現も同じです。七輪で焼いたお餅を食べて、美味しかった。単に美味しいで味を表現するのではなく、焼けたお餅の様子を描いたり、口にした時の食感などで美味しさを表現する。

このように、制限を設けることで自分の内にある言葉を総動員して表現することになります。

これが、表現を高める、語彙を増やそうという気持ちにさせるのです。

 

子供たちには、お餅の美味しさを「食レポに書いて。」と言いました。彼らには、こういう表現の方が伝わりやすい。

お箸でお餅を掴むと、ビョーンと伸びた。

口に入れると、お餅の甘さに包まれた。

このような表現が、小学3年生でするのです。

いつも使わないことをさせると、意識するので言葉の感覚が鋭くなるのです。

 

まとめ

その他にも、火の様子を擬音語を使うこと、

題名を工夫するなどの制限を設けました。

制限という名の枠を設ける。

「枠があるからこそ、越えてみたい!」というチャレンジ精神をくすぐるような手立てが、必要なんです。

今日も読んでくださってありがとうございました。

 

単に書き続けていたって、伝える対象がいない人では、これらの活動は、効果的でない。

まずは、読み手を意識して書く。これが、はっきりするとグッと文章は、引き締まります。

そして、制限。今ある言葉をかき集めることで、確実に語彙力がアップしています。国語も英語も同じです。

 

 

 

ありの行列 その5

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ありの行列の授業も5時間目です。

ようやく、おわりの部分の読み取りとなりました。筆者である大滝さんは、どんな結論を持ってくるのでしょうか。

 

大滝さんの答えは?

このように、においをたどって、えさの所へ行ったり、巣に帰ったりするので、ありの行列ができるというわけです。

これが、大滝さんが出した答えです。

ウィルソンの研究を用いて結論を書いています。実は、この段落の前に同じようなことが書かれてあります。

しかも、そちらの方が内容が詳しい。

なぜ、同じことを繰り返して書くのだろう?

 

子供たちに問いかけました。

子供たちが、出した考えは、大事なことだから繰り返している。はじめに「どうして行列ができるのか?」という問いを立てて、ウィルソンの実験を細かく記し、出た結論。それを受けて、最後に問いに対する答え。繰り返す必要があります。

 

僕は、子供たちに言いました。

「大事なことを繰り返して伝える時は、前よりも短くして、よりポイントを絞る。それを要約と言うんだよ。」

 

説明文というものは、読み手に論理的に内容を伝える文章です。かなり計算された文章構成となっているのです。繰り返すということは、念押し。ここが、大事だから、分かってね。そのように、言っているわけです。

 

だから、要約する力が大事。

そのモデルを示してくれている教材なのです。

ありの行列は。

 

次の活動へ

読み取りが終わり、最後の学習活動は、感想文を書くことです。この話を読んで、初めて知ったことや分かったことを書き出しました。

 

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

魔法の行事作文ワークシート(仮)

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遠足や運動会、校外学習など・・・

学校では、行事がある度に作文を書きます。

多くの児童に見られる文章の形式は、これ。

今日は、○○へ行きました。

△△をしました。楽しかったです。また行きたいです。

指導をしないと、ずっとこのままです。

しかし、少し指導をすると、グッと良くなります。指導をするということは、書くことを意識させるのです。テクニックではなく、子供の中にある言葉や感情を拾い上げるようなものです。そう、言葉は子供の中に眠っている外から持ってくるのではなく、内面にあるものを指導という刺激を与えて、出させる。これが、書く指導なのです。

 

それを効果的にできるのが、魔法の行事作文ワークシート(仮)です。内容は、シンプルです。

A4の用紙を配ります。まずは、用紙を折って4分割します。この4マスに書き込んでいきます。単なる下書きメモと違うところは、イラストを描いてセリフで書くところです。そうすることで、楽しみながら書く内容を考えることができるからです。セリフにすることで、自分の気持ちを素直に表現しやすくなります。

 

❶何をした?

左上は、あった出来事を書きます。

(例)春の遠足で、○○公園へ行った。

これも自分のイラストを描いて、吹き出しつけてセリフにするだけで、子供たちの意欲がグッと高まります。

 

❷どうやった(どんなことをした)?

右上は、どんなことをしたのか。または、どんな風にやったのかを書きます。

(例)大きな滑り台を滑って、お弁当を食べた。

ここも自分のイラストを描いて、したことを書き出します。吹き出しの中は、箇条書きでもOKです。どんなことをしたのかが、詳細であるほどいいでしょう。

 

❸どうだった?

左下は、困った事・良かった事を書き出します。困った事と良かった事を書き出すことは、感情の起伏を言語化することになります。

それは、文章の幅を広げ、面白みのある文章へ繋げることになるのです。

 

❹どうしたい?

最後の右下は、次はどうしたいかを書き出します。次に繋げる。もちろん、「また行きたいです。」ではない継続です。この行事が、どう活かせるかを書く。文章を繋げていくことが、文章力のアップになるのです。

 

これで、下書きは完成です。

ここから、もう一工夫を入れると面白くなるのです。それは、次回へ。このフォーマット使えますよ。是非やってみてください。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

ありの行列 その4

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ありの行列の授業、4時間目です。

なかの部分の続きです。

なかの前半では、実験を通して一つの考えが生まれました。それは、ありは地面に道しるべをつけているのではないかということです。考察ですね。

 

この授業は、その考察を深める部分です。

 

別の言葉に置き換える

僕が、授業で大切にしていることの一つに「言葉の感覚を養う」があります。特に、国語の授業では、言葉の意味を問うたり、別の言葉に置き換えたりすることを頻繁に行います。また、似た意味の言葉を比べて、どう感じるかを問うこともあります。なぜなら、授業を通して語彙を増やしたいからです。読書において語彙は増えます。その増えた語彙を共有できるのが、授業です。

この授業では、細かに」をとりあげました。

「どういう意味?別の言葉に置き換えると?」

細かくとか詳しく、そして徹底的という言葉が出てきました。毎時間、何かの言葉を広げていく。地道なことを今年はやっています。

 

徹底的に研究すると

ウイルソンは、アリをよくよく調べるとおしりの所から特別な液を出していることが分かったそうです。その液は、においがある蒸発しやすいという特徴がある。

だから、えさを見つける。においをつけて巣に帰る。においを辿って他のアリも歩く。そのため、えさが多いほど、においが強くなる。

ここでも、考えの進め方を捉えることができます。

 

まとめ

筋道を意識した文章。

短く区切って書くことで、リズムが生まれています。リズムは、読み手を文章に引き込みます。こういう書き方ができるように、3年生でしていこうというメッセージでもありますね。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

僕を前に進める原動力 前編

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教師になって15年の月日が経とうとしています。15年ってどのくらい?

小学校に入学した子供が、高校を卒業するのと同じ年月です。そう考えると、長いよなぁ。

でも、過ごした時間は、あっという間。

ここから15年と言うと、53歳かぁ。

どこで、何を、どんな風に、しているんだろう・・・。

 

社会人となって、15年目。

その間に、夫となり、父となり、担任となり、学年主任となり、進路指導部長や研究主任、広報主任、はたまた監督みたいな肩書も今は仰せつかっています。

 

学生時代からお世話になっている先輩。

教師になって指導していただいた先輩。

そして、助けてくる同級生や同僚。

 

本当に、多くの方々に支えられて、今があることを実感しています。

 

現在、僕を特に前へ前へ押し出してくれているのは、メンターである黒瀬大亮さんです。

 

高校教師の経験を活かして、子供のみならず、大人の能力開発にも力を注いでいる方です。

 

ライフイズラーニング会社も立ち上げています。

 

僕と黒瀬さんとの出会いは、5年程前です。

場所は、渋谷のシダックス会館。

とある教育系団体の全国大会での出会いでした。僕が、授業実践を発表したその場所に黒瀬さんも参加されていたのが、きっかけのはずです。

 

そこから、どうなってメンターとなるのかは、後編で。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

ありの行列その3

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ありの行列、3時間目の授業です。

ここからは、なかの部分。

ウィルソンの実験を読み解いていくことになります。

 

筋道を捉える

この単元の目標の一つである、考えの進め方を捉えることを行う箇所です。なかの部分では、実験の方法が細かく描かれています。

こうやって、こうしたから、こうだった。

次に、こうやって、こうしたから、こうだ。

だから、はたらきありが、地面に道しるべをつけているのではないかと考えた。

 

実験方法及び考えに至るまでの過程が細かく描かれています。これこそが、考えの進め方を捉えることです。小学校3年生に分かるように筋道を立てて書かれてある。子供たちが、お手本とするべき書き方です。

 

文末表現にも注目

①外れていないのです。

②砂糖がなくなるまで続きました。

 

①は、はじめの実験をうけて書かれた一文。

〜のです。これは、客観的かつ驚いているようま印象を受けます。

一方②は、研究を受けて、事実を書いています。ありのままに表現されています。その事実を納得して書いている印象を受けます。

 

このように、文末表現を取り上げることで、子供たちが書く文章が変わってきます。しかも、国語に限らず、理科の観察シートにも活きてくるのです。

 

まとめ

考えの進め方=論理的に説明されている。

授業で、科学読み物に触れる。

論理的に説明されている文章を読むことが楽しい。そこから、図書室で、岩波ジュニア新書などを手に取ってくれる。そこまで、繋げられるような活動を僕は、したいのです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

それでも僕はCDを買う

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年末に、小沢健二のアルバム「So kakkoii 宇宙」を買いました。僕の周りの音楽好きな人は、同じように未だにCDを購入しています。

しかし、世の中の流れとしてはCDを買って音楽を聴くよりもダウンロード。ダウンロードよりもサブスク。しかも無料で聴くのが主流となっているようです。

 

僕だって、SpotifyAmazon music を利用しています。新しい音楽と出会うプラットフォームとなっています。

 

自分の好きな音楽の傾向に合わせて、紹介してくれる。今までは、CDショップの視聴機で聴きまくって選んでいたものが、コンピュータが選んでくれる。テクノロジーのおかげで、自分から探しに行く機会は減りましたが、自分好みの音楽に出会える可能性は大いに増えました。

自分から見つける力も養いつつもテクノロジーに頼って音楽を楽しむことは増えていくでしょう。

 

そんな時代だからこそ、CDは貴重なアート作品になってきているように思えるのです。

 

美しい歌詞カード

いつから歌詞カードを見なくなったでしょう。

CDを買う。封を切る。パソコンにデータを落とす。iPodなどに入れる。CDは、車で聴く。

ここ10年以上、歌詞カードを眺めながら家で音楽を聴く機会は、メッキリ減りました。

ところが、先日購入した「So kakkoii 宇宙」は、そんなことを許してくれない。正しく、メッチャカッコいい歌詞カードなんです。

 

天体の形をした色とりどりの楕円形のカード。

そこに、銀色の文字で書かれている文字。正しく宇宙、銀河をイメージしたようなデザインです。手にとって、読みたくなります。

 

さすが、オザケン。神は細部に宿るです。

ここまでこだわった音楽作り。

CDジャケットや歌詞カードまで含めて一つの作品となっています。これは、データをダウンロードすることでは、味わうことのできない世界観です。

 

少々値段が高くなっても、お気に入りのミュージシャンのCDは欲しい。付加価値をつけて、発売される。それは、DVDを特典としてつけるだけでなく、CDのジャケットや歌詞カードの形にまでこだわるようになってくるのだと思います。

 

単純にいい音楽は、多くの人に届いて欲しい。

そのためには、テクノロジーは非常に大切です。

 

今までの在り方、新しい在り方。

今は過渡期だと思います。両方の良いところを

見つけ出して、掛け合わせていく。

音楽の未来は、まだまだ明るい!

 

今日も読んでいただき、ありがとうございました。