眼鏡のカガヤキ☆

眼鏡を通して見えるキラキラした日常をお伝えします。岡山で小学校の先生をしている僕が、授業実践や読んだ本・好きな音楽・子育てについてキラッと輝くことをお伝えするブログです。

社会科見学ツアーin蒜山・新庄村

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5月3日(金)、憲法記念日です。

今日から、4連休と言うことで社会科見学に出かけてきました。4年生の社会科で学習する「水はどこから」の教材研究です。勤務校が使用している社会科の教科書は、東京書籍です。

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昨年度まで使用していた教科書では、「水はどこから」の題材が、岡山県でした。そこで、今日はその中で紹介されている湯原ダムと塩釜の冷泉、新庄村を行ってきました。特に、新庄村は岡山県にある2つの村の一つなので、訪れてみたい場所でした。いつも通りの時刻に起床して、6時に家を出発しました。

サービスエリアに寄りながら

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山陽自動車道から岡山自動車道へ運転していきました。折角なので、休憩がてらサービスエリアに寄りました。サービスエリアもその場所ごとで特色があって面白いですよね。高梁SAでこのような石碑がありました。紙の原料となるミツマタが有名なことを初めて知りました。さらに、各サービスエリアには、スタンプがあるのでそれを手帳に押していくのも楽しみの1つです。同じように道の駅にもスタンプあるので、押しました。

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湯原ダム

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湯原インターを降りて、少しすると到着しました。道が細くなり、合っているのか不安に思いながら、トンネルを抜けると、ありました。湯原ダムです。事務所に到着する前に、展望スポットがあったので、そこに停車をして写真を撮りました。天気が良く、緑もきれいで見応えがありました。


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移動して、管理事務所の駐車場に駐車をして、ダムの上を歩きました。最近勤務校が頂いた360度カメラで撮影しながら、幅194.4mを移動しました。高さは73.5mだそうです。水量と高さを間近で感じることができました。帰りに管理事務所へ寄って、ダムカードをいただきました。

 

塩釜の冷泉

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湯原ダムから、次は蒜山にある塩釜の冷泉へ移動しました。旭川の上流にあり、名水百選に選定されています。緑に囲まれたところにあります。


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ここでも、360度カメラで撮影しながら散策しました。キレイな水です。側にあったショップで、冷泉を使用したコーヒーを購入して飲みました。自然に囲まれているところを歩くと、心が洗われると言いますが、本当にそんな気がしました。ずっとここにいたい気持ちになりました。

蒜山高原センター

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塩釜の冷泉を後に、次は折角なので蒜山高原センターへ寄りました。今年の1月末に、スキー研修で立ち寄った時に、この建物を見ることができなかったので、行って来ました。さすが、連休ということで、駐車場は満車状態。臨時駐車場も設けられていました。車を見ると、県外ナンバーが数多くありました。やはり、観光地として蒜山は人気があるということが実感できました。


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この建物が、アート作品のような様相だったので、ここでも360度カメラをまわして歩きました。雪がいっぱいの冬だと、どんな感じなのか気になりました。

 

いざ、新庄村へ

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蒜山から車を進めて、新庄村へ到着です。岡山県には、2つの村があります。その一つが、新庄村です。日本一美しい村と言われているところです。ちなみに、もう一つの村は、西粟倉村です。こちらも、今年中に訪れたいです。

お昼を過ぎていたので、道の駅で昼食をとりました。

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新庄ししメンです。自家製麺が、もちもちとした食感でとても美味しかったです。うどんも気になりました。お土産に、よもぎ餅を購入して帰りました。

さて、お昼ご飯の後は、町を歩きました。


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がいせん桜通りです。桜は、もう散っていましたが、ベンガラの屋根瓦が建ち並ぶ街並みでした。これと桜は非常に綺麗だろうなと思います。資料館に立ち寄り、竈山や囲炉裏を見学することもできました。新庄村のマンホールもあり、マンホールカードもいただいきました。

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まとめ

1日かけて、真庭市と新庄村を見学してきました。教科書の写真では分からないことが、現地に行くことで肌感覚として得ることが出来ました。同じ資料を子供たちへ提示するのでも、自分の体験を伝えることができることは、子供たちが興味関心を抱く一歩なのだろうと思います。もちろん、子供たち自身が、そこに行くのがベストでしょうが、全てを見学しに行くことは、不可能です。だから擬似体験ができる環境をつくる。その大切さをしみじみと思いました。僕の岡山探「県」は始まったばかりです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

Mr.Childrenの口笛

 

土曜日の夕暮れ。

Spotifyで音楽を流しながら、ビール片手に社会科の教材研究をしています。

流れてきたのは、Mr.Childrenの「口笛」。

この曲には、思い出があるんだよなぁ。

4月も残り僅かのタイミングでこの曲を聞いたので、思い出について書きます。

 

時は2000年

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 ノストラダムスの予言は起こらず、2000年3月に高校を卒業し、4月から大学へ進学しました。確か、4月1日に入学式がありました。その日は、母親と一緒に大学へ行き、部活やサークルからのビラの嵐に辟易しながら帰宅したことを覚えています。そこから、履修登録期間があり、訳もわからず大学へ通った記憶があります。さて、4月ですので歓送迎会の時期です。父親は、3月末から4月上旬にかけて、飲み会に出かけていました。お酒が大好きな父でしたので、迎えに行くこともありました。

 

3月末の送別会の時には、僕が自転車で近所のスナックへ迎えに行きました。その頃は、いや高校生になってからは、父と話した記憶はあまりありません。その頃特有の感情でしょうか父を避けていたように思います。母に対してもそうだったと思います。

 

スナックへ行くと、酔っ払っている父。当時は、お酒を飲んで酔っ払っている人が、嫌いでした。「こんな大人になるもんか」と思っていましたが、20年以上経ってそんな大人になっています。

母親から聞いていたお店に到着して、扉を開けるなり、父親が一緒に飲んでいた職場の方々に言いました。

「うちの息子は、自分と違い大学に進学できる。しかも、有名な私立の大学に進学するだ」

僕には、こう言いました。

「大学進学するんだから、ここで1曲歌え。」

訳の分からない理屈ですが、父が僕が大学に進学することを嬉しく思っているように職場の方へ伝えている。それが意外でした。

仕方がないので、当時流行っていMr.Childrenの口笛を歌いました。

 

だから聴きたい4月に

その日に歌ったことは、何故だか強烈に覚えていますが、父と話をしたことは覚えていません。そして、数週間経った4月に歓迎会があり、自宅に父から電話がありました。

「今から帰るから」

電話をとったのは、僕です。その電話を最後に、帰宅途中に事故にして、帰らぬ人となりました。

あれから、20年以上が経ちますが、口笛を聴くと当時のことを思い出します。

二人で笑いながら

優しく響く

あの口笛のように

僕も今では、2児の父です。できるだけ長い間、我が子と過ごせるように人生を楽しみたいと思います。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

口笛

口笛

 

誰かのために

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情けは人の為ならず。

このことわざの誤用が、時々話題にあがります。 情けをかけるのは、相手のためにはならない。このように解釈している人が、半数近くいるようです。

 

正しい本来の意味は、人に情けをかけるのは、その人のためにだけではなく、いずれは巡り巡って自分に返ってくるものであり、誰にでも親切にしないといけないということです。

 

Win-Winの関係など言いますが、日本には江戸時代から三方よしという考え方があります。

近江商人の経営哲学のひとつとして「三方よし」が知られています。「商売において売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方です。

 

自分と相手、さらには世の中まで意識をしようという考えを僕たちの祖先は持っていたわけです。もちろんその時代の社会や世の中は、今よりも狭かったのかもしれません。それでも、相手だけでなく、自分が販売したものが社会へ影響を与えるという視点があるところが尊敬すべきところです。

 

多様性や個を大事にする傾向が強いです。一方で、個に焦点をあてられることを嫌がる若者。全体の場で褒められることは避けたい、でも認めて欲しい。「何て我儘なんだ!」と言えば、不適切発言と言われてしまう現代です。誰かが決めた規則や規制に縛られているような気がします。

 

それでも、いつの時代でも大切な考えはあるのだろうなと常に思っています。僕が大事にしている言葉の一つです。

 

「おらがおらがの「が」を捨て、おかげおかげの「げ」で生きよ」

 

この言葉は、江戸時代後期、越後の曹洞宗の僧侶、良寛和尚の言葉とされています。

 

お蔭様で。

この言葉、心からそう思って使えているかな。

自分よがりな言動を謹んで、周りが幸せになるような言動を。僕自身もっと修行が必要です。

僕のしたことが、僕の身近な半径3m以内の関わりのある人に良い影響が出るように精進します。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

誰の軸で考える

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新学期が始まり、3週目です。

先週は、行事が盛りだくさんの1週間でした。

そして、今週は個人懇談です。

 

僕は今年度担任を持っていないのでその分での忙しさは、ありません。ただ、広報の仕事がここから忙しさを増してくるので、担任とは違った忙しさが出てきます。昨年度までは、この2つが同時に訪れていたのでとんでもない状態でした。

 

さて、勤務校では5月に運動会があります。

そろそろ、どんなことをするのかを各学年話し合って決めていく時期です。

「表現活動は何にする?」

「競技種目はどうしよう?」

職員室では、こんな会話が聞こえてきます。

通常の授業もある中、行事のことも考えていかないといけない。時間がかかることです。

出来るだけ、指導が楽で簡単にできて見栄えがするものや例年通りのものを選択してしまいがちですよね。だって、大変だから。

 

コスパやタイパばかりを追い求めるのは、僕は違うなぁと思っています。だからと言って、運動会の練習にたくさんの時間を割く必要もないと思います。

 

大切なのは、子供たちが行事を通して何を学び、それを日常でどう活かせるようになるかという視点で、内容を考えることだと思います。

 

指導をするのが大変だ。

それでも、こんな力を身に付けて欲しい。

だから、挑戦しよう。

 

こういう気概をもった教員集団になりたいな。

「面倒だ、面倒だ。」と言っているばかりでは寂しい。面倒なことも楽しめるような集団なりたい。それは、子供にもそうなって欲しい。

 

苦手なことやしたくない事は、誰にでもあります。もちろん、逃げたって構いません。それでも、時には挑戦してみる。そこから得られるものは、あります。そして、挑戦する度合いをちょっとずつ高めていく。勿論、ひとりでするには勇気がかなりいります。だから周りに助けてもらう。挑戦するから助けてもらえる。助けてもらうから、自分も誰かの役に立とうと思う。ずっと逃げてばかりの人には、助け合いのバトンはまわってこないと思います。たとえ、バトンがまわってきても、次の人にまわさずに自分で終えてしまうのだろうなぁ。

 

古くさい考えかもしれませんが、僕はそんな風に考えて子供たちに授業をしています。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

 

堰を切ったように話し出す

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月曜日に始業式があり、水曜日に入学式があって、ようやく今日1週目が終わりました。怒涛の1週目です。長くいる僕も新しい取り組みに慣れずに過ごしていたわけですから、新しくいらっしゃった方にとっては、異次元の1週間だったのではないでしょうか。

 

そんな金曜日の放課後に校内研修がありました。今年度から、3つの部会が設定されています。僕は、その1つのリーダーをすることになりました。今日は、各部会の目標や年間スケジュールを確認する回でした。僕は、2番目に説明しました。持ち時間は、10分です。

 

「忙しい1週間お疲れ様でした。バタバタしていたと思います。これから、2分間とるので、今週授業をしてみて良かった事をお互いに話してください。

 

最初にこう伝えました。すると、溢れんばかりに、話出す先生方。2分じゃ足りない勢い。放置していれば、10分間これで終わりそうでした。そのくらい、吐き出したい思いや気持ちがあったのでしょう。こういう事を共有するのが、僕は大切だと思っています。

 

時間で区切るのは、申し訳ないと思いましたが説明しないといけないこともあったので、2分間で切って説明しました。堅苦しい説明よりもお喋りする場を作る方がいいと思います。僕は、そこを目指しています。やらされ研修よりもやりたい研修へ変えていく。

 

互いに高め合う、自分の腕を磨ける学校にしていきたいのです。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

焦らない、焦らない

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4月8日(月)に始業式があり、新学期が始まりました。今年度は、担任ではなく社会科の専科として中学年を指導しながら、広報や入試、校内研究の仕事をしていきます。近年、担任しながら同量の仕事をしていたために、メンタル壊してしまうことが続いていたので、ようやく願いが叶った形です。まだ担任はしたのですが、その他の業務の比重が大きいので、これがなくなることは非常に大きいです。

 

勤務する学校は、今年で設立10年を迎えました。それを契機に、新しい教科を設立したり、時程を変更したりして大きく変化をしています。まだ、変化3日目なので慣れないところですが、焦らないのがポイントかなと思います。

 

変わったことや変えた理由をもう少し管理職から引き出して聞いてみようと思います。これは、僕の役目だろうから。とにかく焦らない、焦らない。明日は、入学式。入学してくる子供たちが笑顔で過ごせるように。その保護者の方が喜んでいただけれるように。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

今に集中

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春休みも残り僅かとなって来ました。

間も無く始まる新学期。

準備時間が足りないなぁ。

見えない新学期だからこそ、不安になる。

いつだって先行きは不透明なのだから、今という時間に集中して取り組めばいいのです。

 

今に集中する。

これが大事なのでしょう。周りに合わせるとか周りを伺いながらではなく、自分にとって集中することは何だろうか。ここを意識したい。

 

そういうことで、今日は午後から学校の周りを歩いて来ました。教材研究です。1時間30分かけて、大きくぐるっと学校周辺を散策しました。初めて見つけたもの、地図と照らし合わせて見つけたもの。様々なものが見つかりました。授業で活用していきます。

 

僕自身ももう少し余白のある生活を送れるように心がけたい。時の流れに身を任せていると、とんでもないスピードで流されてしまうのが現代です。敢えて、流れに対して抗うことで、余白や余裕が出てくるのかなぁ。流れに乗らないという選択。これって勇気がいるかもしれないけど、自分の人生だから、心地よく生きるなら大切なのかも。僕は、ビビリだから先に進むために加速する方向を選びがちだけど、ブレーキを踏める勇気も持ちたい。

 

明日が、春休み最終日。

ここでブレーキを踏むことはないけれど、敢えて加速することもないようなぁ。スタートが切れたらOKというくらいがいいかもしれない。

 

今日も読んでいただき、ありがとうございます。