先日、紙漉きの作業場を見学させていただきました。職人さんが、紙漉きの工程を説明してくださった時に言われた言葉が印象に残りました。
「条件が変わっても同じものを
作らなあかんのですよ。」
この作業場では、注文に合わせて厚さの違う紙を作るそうです。この日は、金箔の保護などに使う非常に薄い紙を作っていました。
材料を溶かした液体は、紙を漉く度に減っていきます。それでも、常に同じ厚さの紙を作ることが求められる。
材料もさることながら、天候によっても漉き方は、変わるそうです。どんな状況でも、一定のものを作り続ける。
同じ作業の繰り返しのように見えても、実は微妙に変えて同じ品質を生み出す技にすごさを感じました。
これぞ職人技。
一流であれば、その求められるレベルも高いわけです。強い信念と地道な積み重ねがあるからこそ、技を磨くことができるのだろうと思います。
僕も「授業の質を高める」という想いと積み重ねが必要なのだと、紙漉きの作業場を見学をして改めて心に誓いました。
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