熱中できるもの
自分の好きなことや好きなもの。
これが、ハッキリしている人は魅力的だなと思います。何故なら、自分の熱中できるものを見つけているから。
こういう人と話をするのは、新しいことを知ることができるので楽しいです。
興味の対象は、その時々で違うと思います。ただ、何かに熱中出来る人は、アンテナを張って情報を受け取る力が強いのです。
『本当に頭のいい子を育てる
世界標準の勉強法』
脳科学者である茂木健一郎さんの1冊です。校長から勧められたので、借りて読みました。
3つに絞って、感想を述べます。
❶探究学習
アクティブ・ラーニングを実現するために、探究学習が多くの学校で取り入れられています。
探究学習をこう定義づけられています。①能動的な学習である。②答えを導き出すための力をつける学習。つまり、答えのない問いに対して、自分が正しいと思われる答えを導き出す営み。僕が、大事だなと思ったのは、「自分が正しいと思われる答えを導き出す」ことです。
多くの学校で、課題に対して調べるところは熱心にできても、自分の答えを導き出すところまで至っていない。小学校の調べ学習の域を脱していないのが、多く見られます。
自分が熱中できるものを見つけられるか。与えられた課題に向かっているのは、探究学習ではないですよね。
茂木さんは、親の役目は、好奇心を持って探究のネタを探せるようにサポートすることだと言っています。
親が、子供の興味あることを一緒にしたりしながら広げてあげる。また、親自身も何かに熱中している姿を我が子に見せる。これが大切だなと考えました。
❷釣り方を教える
例えば、スマホ。
「スマホばっかり触っていると勉強しない」
よく言われることです。ただ、それは使い方の問題です。今、スマホがあれば英語学習やプログラミング、作曲だってできます。子供たちにスマホを与えるだけでなく、何に活用するのか。そこに、子供の熱中しているものに使えるように導くのもやはり親の役目ですね。
魚を与えるのではなく、釣り方を教える。
❸習慣化
「やる気」のあるなしを越えるもの、それは習慣です。学ぶことを習慣にしてしまおう。ゴールとしては、子供自身が基準を作り、ご褒美も自分で決めること。ここまでなるには、学校の存在が多いなと感じました。学校の強みは、仕組みを作りやすいところ。教師と親が連携して、学びの習慣化ができたら、大きいですよね。そのためには、大人自身が、学びを習慣化する必要がありますが・・・。
それに最適なのが、読書!本を読むことは、脳にとって高度な働きがあるそうです。本を切り口に大人も子供も学びを習慣化する。これが、これから非常に大切になってくるなと思います。
まとめ
時代が大きく変化していく中で、子供は時代に適応していく。取り残されていくのは、親です。そこで、自分の価値観を押し付けるだけにならないように大人もアップデートしていく必要があります。そのためにも、学び続けることが大切だな。この本からそんな事を思いました。
0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる 学ぶ人と育てる人のための教科書
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/11/29
- メディア: 単行本
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